ブンデスリーガ第3節が19日に行われ、ボルシアMGとヘルタ・ベルリンが対戦した。ボルシアMGに所属している板倉滉はスタメン出場を果たしている。

 ホッフェンハイムとの開幕戦を3-1で制したボルシアMGは、続く13日に敵地で開催されたシャルケとの一戦を2-2のドローで終えていた。ヘルタ・ベルリンとの一戦には、板倉だけでなくヤン・ゾマー、マルクス・テュラムら主力がスターティングメンバーに名を連ねている。

 試合は6分、ボルシアMGが最初の決定機を演出する。背後へのロングボールに反応したテュラムが左に流れながらボールをキープし、マイナス方向のアラサヌ・プレアへ。プレアは巧みなタッチでペナルティエリアに侵入し、右足を振り抜いた。シュートは相手DFに当たって、右ポストを叩いている。17分には右コーナーキックからゴールを脅かすも、GKオリヴァー・クリステンセンに阻まれて先制とはならない。

 対するヘルタ・ベルリンは21分、ピッチ中央付近からボールを持ち運んだチデラ・エジュケが、ドリブル突破から右足で強烈なミドルシュート。枠を捉えていたものの、この一撃はGKゾマーが難なく弾き出す。

 試合が動いたのは34分。右サイドでボールを持ったヨナス・ホフマンのクロスボールが相手選手のハンドを誘い、ボルシアMGにPKが与えられた。このPKをプレアが落ち着いて沈め、ボルシアMGが先手を取った。

 1点リードで折り返した後半、ボルシアMGにリードを広げる絶好の機会が訪れる。69分に再び相手DFのハンドでPKを獲得した。フィリプ・ウレモヴィッチはこのプレーで2枚目のイエローカードを提示され、退場処分に。PKキッカーは先ほどとは異なりホフマンが務めたものの、ゴール右下を狙ったシュートはGKクリステンセンに阻まれた。

 最終的に試合はこのままタイムアップ。数的優位を得たボルシアMGがしっかりとリードを保ち、今季2勝目を飾っている。なお、板倉はブンデスリーガ開幕から3試合連続のフル出場に。7月31日に行われたDFBボカール1回戦のオーバーアハーン戦(〇 9-1)から数えると、今季の公式戦全4試合でフル出場を果たしている。

 次節、ボルシアMGは27日に敵地で“絶対王者”のバイエルンと対戦する。一方、ヘルタ・ベルリンは同じく27日に、ドルトムントをホームに迎える予定だ。

【スコア】
ボルシアMG 1-0 ヘルタ・ベルリン

【得点者】
1-0 34分 アラサヌ・プレア(PK/ボルシアMG)