サッカー日本代表の森保一監督は24日、欧州視察のため離日する直前に成田空港で取材に応じた。
森保監督はまずドイツへ飛び、日本サッカー協会(JFA)の欧州オフィスがあるデュッセルドルフを拠点に日本代表選手たちを視察する。帰国せず、そのまま9月下旬に始まる日本代表の欧州遠征を指揮する予定となっている。
その欧州遠征は「カタールワールドカップに向けての準備になるように活動したい」と、森保監督は語った。6月シリーズは28人を招集して多くの選手に試合出場のチャンスを与える方針だったが、9月は「現段階では違う構想を持っています」とも。
さらに、ワールドカップ本番と同じ26人を招集して「ある程度カタールワールドカップを見据えて、選手の起用を考えたい」という考えも明かした。
日本代表は9月23日にアメリカ代表と、同27日にエクアドル代表と国際親善試合を行う。この2試合はカタールワールドカップ本大会とは違い、試合での登録人数に23人までという制約があるという。そのためベンチ外になる選手も出る可能性はあるが、26人のチーム構成にすることで、よりワールドカップ本番を意識した活動ができそうだ。
(取材・文:舩木渉)