U-20日本女子代表はコスタリカで開催されているU-20女子ワールドカップで、現地時間8月28日、決勝でスペインと対戦。1-3で敗れ、準優勝で大会を終えた。

 3連勝でグループステージを首位で突破したU-20なでしこは、決勝トーナメントでも、初戦のフランス戦を3-3で突入したPK戦の末に勝利。続く準決勝のブラジル戦も2-1と競り勝ち、決勝へと駒を進めた。

 スペインとのファイナルは、立ち上がりから相手の攻勢を受ける。すると12分、味方の浮き球のパスをペナルティエリア内で収めたインマ・ガバーロにネットを揺らされ、先制される。

 さらに22分には、アンドレア・メディナの自陣からのロングフィードにサルマ・パラレーロが反応。DFの背後に抜け出すと、GKとの1対1を冷静に制され、2点目を献上。相手の勢いは止まらず、その4分後にもPKで失点してしまう。
 
 早くも3点のビハインドを負ったU-20なでしこだが、徐々にリズムを掴み、再三決定機を得る。32分、右サイドから仕掛けた杉澤海星のコントロールシュートはわずかに枠の左へ外れる。39分、山本柚月のアーリークロスに反応した田畑晴菜が放ったシュートはGKに阻まれた。

 後半も立ち上がりから日本が反撃。47分、FKの流れからゴール前で混戦となり、こぼれ球に反応した途中出場の天野紗が押し込んで1点を返す。

 その後も押し込む時間が続き、テンポの良いパス回しでアタッキングサードに進入。しかし、スペインの粘り強い守備に苦戦し、チャンスをものにできないまま、試合終了。前回の2018年フランス大会に続いての2連覇とはならなかった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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