ドイツ・ブンデスリーガ2部のアルミニア・ビーレフェルトに所属するFW奥川雅也がドイツメディア『キッカー』のベストイレブンに選出された。
■今季2ゴール目
ブンデスリーガ2部第6節、アルミニア・ビーレフェルトーブラウンシュバイクが8月27日に行われた。ホームのビーレフェルトは4−1の勝利を収めて今季初白星となっている。6試合連続のスタメン入りとなった奥川はフル出場を果たし、ダメ押しゴールを決めている。
奥川のゴールは後半24分に生まれた。3−1のビーレフェルトが2点リードで迎えた場面で、セバスチャン・ヴァシリアディスのスルーパスに絶妙な抜け出しで反応。奥川はGKと1対1になると、見事な股抜きシュートを決めてゴールネットを揺らしたのだ。奥川にとっての今季リーグ戦2ゴール目は、鮮やかさが光るゴールだった。
奥川のダメ押し弾もあって、ビーレフェルトが4−1の勝利を収めた。なお、ブラウンシュバイクの遠藤渓太は60分から途中出場を果たしている。勝利したビーレフェルトはこれがリーグ戦初勝利で、一方、敗れたブラウンシュバイクは未だ勝利なしとなっている。
■今季初選出
ドイツメディア『キッカー』が今節のブンデスリーガ2部のベストイレブンを発表。奥川は「1.5」の最高タイとなる評価をつけられ、堂々のベストイレブン選出となった。奥川にとって『キッカー』が選出するベストイレブンに選出されたのは、今季初めてのこと。
奥川は2020年11月に日本代表に招集されたものの、当時在籍していたザルツブルクに新型コロナウイルスのクラスターが発生してしまい代表辞退。その後ドイツでも活躍をすると、代表招集を待望する声があがっていた。それ以降の代表招集はないが、ワールドカップイヤーの今年、奥川はさらなる進化を遂げ、滑り込みでのW杯出場を掴み取ることになるのだろうか。