バルセロナのポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキが3戦連続となるゴールを決めた。

■先制点演出、そして自身もゴールをゲット

 開幕から3試合無敗とするバルセロナは9月3日、アウェイでセビージャと対戦した。

 レバンドフスキ、ウスマン・デンベレ、ハフィーニャという、前節と同じ3トップが試合を動かす。21分、味方からパスを受け取ったデンベレが自陣からドリブルを開始。そのままスピードに乗って中央を独走し、敵陣深くまで侵入してレバンドフスキにパスを送る。ペナルティエリア左で受けたレバンドフスキは、飛び出してきた相手GKを見てワンタッチでのループシュートを選択。意表を突いたシュートはGKを通り越してゴールへ向かうも、ゴールライン上で相手にクリアされる。しかし、そこに詰めていたハフィーニャが頭で押し込んで先制点を奪っている。

 3トップの連携によってスコアを動かしたバルセロナは前半のうちに追加点をゲットした。36分、右ハーフスペースで持ったジュール・クンデがアーリークロスを上げると、ボールの先に居たのはレバンドフスキ。ペナルティエリア中央で巧みに胸トラップし、地面に倒れつつ右足を振り抜いてゴール左下を射抜いた。これで3試合連続ゴール、そしてリーグ5得点目を記録している。

 この正確なトラップからシュートまでの流れるようなフィニッシュにはファンから称賛が送られた。

「マシーンだ」
「モンスター」
「美しいゴールだ」
「レバンゴールスキ」

 2点のリードを奪ったアウェイチームは後半開始早々に3点目を決める。50分、右サイドからハフィーニャがクロスを上げると、ファーサイドでクンデが折り返す。ここに飛び込んだのはエリック・ガルシア。下部組織でもプレーしたスペイン代表DFが、トップチーム40試合目にしてついに初ゴールをゲットした。

 試合は3-0で終了。バルセロナが開幕から無敗を継続し、3連勝を達成している。

■次の試合はCL

 好調を維持するバルセロナは、9月7日にチャンピオンズリーグ(CL)のグループC開幕節ヴィクトリア・プルゼニ戦を控えている。

 昨季はロナルド・クーマン監督のもとで決勝トーナメントに進むことができず、21シーズンぶりのグループステージ敗退を経験した。

 あの屈辱から1年。シャビ・エルナンデス監督体制で復活を遂げたチームは、欧州の舞台で再び躍動できるのだろうか。