■9月3日/スコティッシュ・プレミアシップ第6節 セルティック 4ー0 レンジャーズ
スコティッシュ・プレミアシップ第6節の6試合が各地で行われ、サッカー日本代表・古橋亨梧らが所属するセルティックはホームにレンジャーズを迎えて対戦した。古橋と旗手怜央が先発出場し、前田大然は途中出場。井手口陽介はメンバー外だった。
グラスゴーに本拠地を置く両クラブのオールドファーム・ダービー。ここまで4試合6得点と絶好調の古橋の得点が期待されたが、まさかの展開となった。キックオフ直後に古橋が相手選手と接触。この際に左肩を痛めたとみられ、応急処置を受ける。一度はピッチに戻ってプレーを続行したものの、すぐに断念。前半5分に途中交代でピッチを去ることとなった。
前節ダンディー・ユナイテッド戦でハットトリックを決めた日本代表FWの離脱に暗雲が立ち込めたものの、チームは前半だけで3得点を奪取。後半にもダメ押し弾を奪って、4-0で勝利した。旗手は後半28分に途中交代でピッチを去ったが、前田はその際、ピッチに入っている。
重要なダービーに勝利したあと、チームとスタジアムは喜びにあふれていた。古橋は肩を固定しながらも、他の選手と一緒にサポーターに挨拶に向かったのだが、その際、“事件”が起きた。
■大はしゃぎ→転倒→仲間の気遣い
他の選手とともにサポーターの元へと向かう古橋は、ステップを踏みながら負傷していない右肩を大きく動かす。他の選手を煽り立てると、サポーターの「ウォー」という盛り上がりに合わせて右手を低い位置で震わせる。そして、サポーターのコールに合わせて右手を大きく上げたのだが、その際、勢い余って転倒してしまったのだ。
しかも、負傷した左肩を地面に叩きつけてしまい、顔は痛みに悶絶するような表情に。そのまますぐに立ち上がれなかったが、GKハートがすぐに駆け寄って、古橋を気遣ったのだ。大はしゃぎからのズッコケ転倒、そして仲間の気遣いと、古橋の人柄が凝縮された一コマだった。
この一連行動に、多くのコメントがついている。
「痛がるフリしたけどハートが心配して寄ってきたからすぐ立ち上がる古橋も、その寄って行ったハートも素敵」
「かけつけるハート含め好き」
「無限に再生できる」
「すごい…すごく心が浄化されるのをひしひしと感じる…」
「古橋何してんだw」
「かわいいがすぎる」
「ハートむっちゃいいやつやろこれ」
首位を快走するセルティックだが、古橋は無事に復帰してゴール量産できるか、転倒の影響が懸念される。