プレミアリーグ第6節が4日に行われ、日本代表MF三笘薫が所属するブライトンはレスターと対戦した。三笘はベンチスタートとなった。
前節初黒星を喫したブライトンと4連敗中でいまだ勝利がないレスターが対戦。試合の均衡が破れたのは1分、レスターが先制する。高い位置でボールを奪って速攻に転じ、ペナルティエリア左からパトソン・ダカがグラウンダーで折り返す。ゴール前のケレチ・イヘアナチョが合わせて押し込んだ。
10分、ブライトンがすぐに試合を振り出しに戻す。パスカル・グロスが右から送ったクロスはペナルティエリア左に流れるが、回収したレアンドロ・トロサールが再び折り返す。ファーポストの手前でソリー・マーチが合わせると、ボールは相手のルーク・トーマスに当たってゴールに吸い込まれた。
ブライトンは15分に逆転する。ハーフウェーライン付近でエノック・ムウェプが相手のミスパスをカットし、カウンターを展開。ゴール前で3対3の状況を作ると、ムウェプは右のモイセス・カイセドを選択する。カイセドは冷静に右足を振り抜き、ゴール左に突き刺した。
その後はブライトンが主導権を握って時計の針を進めるが、レスターは33分にシンプルな攻撃で追いつく。ユーリ・ティレーマンスがピッチ中央から絶妙のロングフィードを供給。対応した相手DFルイス・ダンクはクリアできず、ダカが抜け出す。冷静に相手GKロベルト・サンチェスとの一対一を制してネットを揺らした。
ブライトンは47分、フリーキックのこぼれ球にペナルティエリア手前のアレクシス・マック・アリスターが反応。ジャストミートで右足を振り抜き、弾丸シュートをゴール左上隅に突き刺した。しかし、VARによるレビューの結果、フリーキックの時点で味方のオフサイドがあったとして、ビューティフルゴールは取り消された。
64分、ブライトンが正真正銘の勝ち越しゴールを獲得する。敵陣でのボール奪取でレスターのカウンターを阻止し、逆にショートカウンターを仕掛ける。細かくパスをつないでペナルティエリア左にトロサールが抜け出し、相手GKダニー・ウォードとの一対一を制した。
さらに70分、トロサールが左サイドのゴールラインぎりぎりをえぐり、ウィルフレッド・ディディに倒されてPKを獲得する。マック・アリスターがキッカーを務めると、中央に突き刺してブライトンがリードを広げる。
勝利をほぼ手中に収めたブライトンは、後半アディショナルタイム3分にビリー・ギルモアとタリク・ランプティを投入。デッドラインデーにチェルシーから加入したギルモアはデビュー戦となった。一方、三笘に出場機会は訪れず、開幕戦以来の出番なしとなった。
ブライトンは試合終了間際、ペナルティエリア手前で獲得したフリーキックをマック・アリスターが直接決めてダメ押しの5点目をゲット。試合はこのまま終了し、ブライトンが5-2で勝利した。ブライトンは2試合ぶりの白星で今季4勝目、レスターは5連敗で開幕6戦未勝利となった。次節は10日に行われ、ブライトンは敵地でボーンマス、レスターはホームでアストン・ヴィラと対戦する。
【スコア】
ブライトン 5-2 レスター
【得点者】
0-1 1分 ケレチ・イヘアナチョ(レスター)
1-1 10分 オウンゴール(ブライトン)
2-1 15分 モイセス・カイセド(ブライトン)
2-2 33分 パトソン・ダカ(レスター)
3-2 64分 レアンドロ・トロサール(ブライトン)
4-2 71分 アレクシス・マック・アリスター(ブライトン)
5-2 90+7分 アレクシス・マック・アリスター(ブライトン)