SCフライブルク所属の日本代表MF堂安律(24)は、かつてガンバ大阪で頭角を現してエールディビジ(オランダ1部)のフローニンゲンへ移籍。この時の両クラブによる取引内容をオランダのサッカー専門誌『ELF VOETBAL』が今月3日に伝えている。

 堂安律は2015年5月に16歳344日の若さでトップチームの公式戦デビューを果たすと、2016シーズンからガンバ大阪のトップチームに昇格。2017シーズンにJ1リーグで10試合に出場し3ゴールと結果を残すと、2017年6月にガンバ大阪からのフローニンゲンへレンタル移籍する。

 そして海外挑戦1年目からエールディビジで9ゴール4アシストをマーク。フローニンゲンは同選手のパフォーマンスを高く評価し、2018年4月に買い取りオプション行使による完全獲得に踏み切っていた。

 『ELF VOETBAL』は、エールディビジ所属クラブへ買い取りオプション行使により完全移籍して、結果を残した7選手を紹介。パルマ所属の元イタリア代表FWグラツィアーノ・ペッレ(37)やレアル・ベティス所属のメキシコ代表MFアンドレス・グアルダード(35)、堂安律などを列挙している。

 そして堂安律について「フローニンゲンのスカウト陣が日本に行った時、彼らはドウアンのパフォーマンスを目の当たりにした。完全移籍により獲得するには高額だったので、(レンタル移籍により)まずは1年間テストすることになった」

 「ドウアンはその試用期間を見事に乗り切った。170万ユーロ(当時約2億2000万円)の買い取りオプション行使は、俊敏なアタッカーにとっていきなり天の恵みとなった」と記している。

 なお堂安律は2019年7月にフローニンゲンからPSVアイントホーフェンへ完全移籍。アルミニア・ビーレフェルトへのレンタル移籍をへて今年7月にSCフライブルクへ加入すると、新天地ですでに3ゴールをマーク。右サイドハーフでレギュラーに定着している。