シャルケ所属の日本代表DF吉田麻也(34)は10日、日本代表FW浅野拓磨(27)擁するVfLボーフムとの一戦でフル出場。チームが3-1で勝利したこともあり、現地メディアから及第点の評価が与えられている。
吉田麻也は今季開幕から公式戦全試合でフル出場していたが、先月27日のブンデスリーガ第4節・ウニオン・ベルリン戦で5失点に関与。ドイツメディア『RUHR24』から「6」点(6段階評価で「1」が最高点)とワースト評価を受けていた。
また今月3日の第5節・VfBシュツットガルト戦ではFWサイラス(23)に何度もドリブル突破を許すなど、スピード面での弱点を露呈。『RUHR24』は試合後、同選手に及第点以下の評価を与えて「シャルケの新しい守備の中心選手は、深刻なスピード不足。サイラスとのランニング対決で弱点を露呈した」と指摘していた。
現地メディアから批判を浴びる中、吉田麻也は10日の第6節・VfLボーフム戦でも先発出場。1-0で迎えた51分にカウンターに遭い同点ゴールを許したが、その後シャルケは2点を奪って勝利。吉田麻也も安定した守備を見せて勝利に貢献している。
試合後、『RUHR24』は吉田麻也に対して「3」点と及第点の評価を与えると「この日本人は、なぜ自分がシャルケの新しいディフェンダーであるのか証明した。堅実なプレーをしていたが、35分にシモン・ツォラーに背後からボールを奪われなかったのはラッキーだった」と評価。決定機を与えそうになったシーンのプレーを指摘している。
なおシャルケはブンデスリーガ今季初勝利により、勝ち点を「6」まで伸ばして12位に浮上。一方のVfLボーフムは開幕から6戦全敗と苦境に立たされている。