ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC所属の日本代表MF三笘薫(25)が、アーセナル所属の日本代表DF冨安健洋(23)に対する特別な思いを明かした。10日、イギリス・ブライトンアンドホーブの地元メディア『サセックスライブ』が伝えている。

 三笘薫は今年7月、ベルギー1部ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ(ユニオンSG)でのレンタル期間を終えてブライトンへ復帰。先月13日の第2節・ニューカッスル・ユナイテッド戦でデビューすると、25日のEFLカップ(イングランドのリーグカップ戦)2回戦・フォレストグリーン戦で移籍後初めて先発出場していた。

 ただプレミアリーグでは途中出場が続いており、今月4日のレスター・シティ戦では出番なしに。くわえてブライトンを率いていたグレアム・ポッター監督がチェルシーに引き抜かれたことにより、序列変化の可能性がある。

 その中、三笘薫はクラブ公式チャンネルのインタビューで「冨安は昨シーズンからアーセナルでプレーしています。彼のプレーに刺激を受けて、自分もこのレベルでプレーしたいという思いがずっとありましたね」

 「僕たちの対戦の可能性を日本にいる皆さんにも見てもらえたら嬉しいですし、楽しんでもらいたいですね。そして個人的には彼とのデュエルで勝ちたいと思っています」と、冨安健洋を特別意識している自身の気持ちを明かしている。

 また『サセックスライブ』は同選手のコメントをうけて「三笘薫はより多くの試合に出場することを望んでいるが、さらに先のことにも目を向けている。彼はアーセナルや同じ日本人スターである冨安健洋と対戦することに興奮している」

 「両クラブは12月31日にアメックスで、そして2023年5月13日にエミレーツで対決する。まだ先のことではあるが、三笘薫はサムライブルーで共にプレーした同胞との対戦が待ちきれない様子で、個人的な対決に勝利することを望んでいる」と綴っている。

 なお冨安健洋は負傷離脱の影響もあり、今季は右サイドバックのレギュラーから控え要員へと序列を下げている。それでも今月8日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第1節・FCチューリッヒ戦でフル出場し、好パフォーマンスを発揮。現地では冨安健洋のレギュラー再奪取を求める声が高まっている。