フランクフルトの日本代表MF鎌田大地が、VARによって取り消されたゴールについて言及した。

【動画&画像】鎌田大地の幻ゴールのシーン&セミオートオフサイド機能の細かすぎる画像

クラブ史上、チャンピオンズリーグ(CL)になってからは初出場となったフランクフルト。昨季のヨーロッパリーグ(EL)王者として臨んだ初戦は、スポルティングCPに敗れていた。

アウェイでの第2節はマルセイユが相手。先発出場した鎌田はボランチでゲームをコントロール。攻撃面でも違いを見せてチャンスを作ると、この試合のプレーヤー・オブ・ザ・マッチ(POTM)に選出された。

ゴールやアシストこそ残せなかったものの、際立ったプレーを見せた鎌田だが、この試合の1番の見せ場は79分に訪れる。

鎌田は、ハーフウェイライン付近でランダル・コロ・ムアニのスルーパスに完璧なタイミングで抜け出すと、鋭い飛び出しからネットを揺らす。

CLでの初ゴールかと思われたが、このシーンでは、カタール・ワールドカップ(W杯)でも導入されるセミオートオフサイド機能にて、オフサイドと判定されていた。

このシーンに対してフランス『CANAL+ Foot』がセミオートオフサイドが判定した画像を投稿。「あなたの意見では、オフサイドですか?」と疑問を投げかけていた。

画像では「鎌田の左肩と、つま先がわずかに出ていた」と判定されているが、人間の肉眼ではわからないもの。VARのチェックでも、もしかしたら見逃されそうなものだが、機械化されたことで少しの飛び出しも許されなくなったようだ。

鎌田は自身のインスタグラムのストーリーズでこの画像を投稿し「OK。これがモダンフットボールです。次はゴールします」とコメント。ルール上仕方のないこととし、しっかりとゴールを決めると意気込みを新たにした。

このオフサイドの画像に対して海外のファンは「これはジョークか?」、「これは恐怖だ」、「なんてこった」と、厳密すぎる判定を嘆く声が見られた。


【写真】POTMのトロフィーを手に笑顔の鎌田大地