優秀なFWを多く輩出するウルグアイ代表
9月下旬の代表ウィークに向け、招集メンバーを発表したウルグアイ代表。コンディション調整に専念するFWエディンソン・カバーニの落選がメイントピックとなったが、インテルに所属する21歳FWマルティン・サトリアーノのメンバー入りも話題となっている。
サトリアーノは2020年1月に母国クラブ・ナシオナルからインテルへとやってきた187cmの大型ストライカー。昨季はインテルでトップチームデビューを果たしたが、シーズン後半からはリーグ・アンのブレストへローン移籍。リーグ戦15試合4ゴールとフランスのトップリーグで貴重な経験を得ることができた。
そして今季は同じセリエAのエンポリで武者修行。リーグ開幕戦からここまで全試合に出場しており、第3節レッチェ戦からは4試合連続でスタメン起用されている。第5節サレルニターナ戦ではヘディングから記念すべきセリエA初ゴールをゲットした。
こういった活躍もあり、サトリアーノは24日のイラン戦、28日のカナダ戦に向けたウルグアイ代表メンバーに選出。前線にはFWルイス・スアレスやFWダルウィン・ヌニェスといった一流の選手が揃っているが、数分でも出番を得たいところだろう。
結果的にブレストやエンポリへローンで移籍させるというインテルの決断が、サトリアーノを代表まで押し上げることになったが、伊『CalcioMercato』によれば、今季は彼がインテルに残る可能性もあったという。
FWエディン・ジェコやFWホアキン・コレアなどに退団の可能性があったため、FWロメル・ルカクやFWラウタロ・マルティネスなどを休ませるためのローテーション要員としてサトリアーノをチームに残し、人件費の削減も見込んでいた模様。しかし、途中で市場戦略が変化したため、結局他のクラブで彼に経験を積ませることにしたようだ。
次世代のウルグアイ代表を担うことが期待されるサトリアーノだが、今回の代表招集がそのきっかけとなるか。ここでアピールに成功すればカタールW杯にもそのまま参戦できる可能性があり、彼にとっては飛躍のシーズンとなるかもしれない。