本職はケガ明けの酒井と山根
9月にドイツ遠征を行う日本代表のメンバーが発表され、DFからはアーセナルの冨安健洋が招集されている。クラブでは右サイドバックを務める彼だが、ここまで日本代表ではセンターバックが主戦場だ。11月のワールドカップ本大会に向け、今回の2試合で日本代表でのサイドバック起用も十分可能性としてあるだろう。
昨季アーセナルに加入してすぐさまレギュラーとしてチームの守備陣をけん引した冨安。ただケガでの離脱も多く、後半戦は出場機会は決して多くなく、昨季はプレミアリーグ21試合の出場にとどまった。出場した試合ではサイドバックを務め、守備力の高さを見せつける。
そんな中でワールドカップを目指す日本代表では吉田麻也とセンターバックのコンビを組んでおり、クラブと代表で異なるポジションでプレイしていた。特に今回招集されたメンバーを見ると、右サイドバックをメインのポジションとする選手は酒井宏樹と山根視来が選出され、長友佑都の起用もあるだろう。
ただ酒井はケガからあけたばかりで、14日に行われた浦和レッズ対セレッソ大阪の一戦で復帰と本調子とはいえず無理に起用することはできない。さらに吉田を筆頭に谷口彰悟、瀬古歩夢、伊藤洋輝らセンターバック陣が招集され中山雄太もプレイは可能だ。板倉滉が長期離脱となったものの、センターバック陣の層は厚くここで冨安を右で起用するプランを試すこともあるかもしれない。