21日、日本代表が『キリンチャレンジカップ2022』のアメリカ代表戦(23日)、エクアドル代表戦(27日)に向け、試合を行うドイツのデュッセルドルフで3日目の練習を行った。

 練習後の取材に応じた南野拓実(モナコ)は、「チームの勝利に貢献ということは、いつも思っていることですが、この2戦はW杯に向けての最終調整、非常に大事な2戦になるので、相手は違いますが、ドイツ、コスタリカ、スペインを意識した戦い方も少しずつ頭に入れながらプレーして、有意義な2試合にしたい」と、本大会前最後の2連戦の使い方に言及した。

 自身は今夏、リヴァプールからモナコへと移籍。加入直後はなかなか結果が出なかったが、加入後初得点を挙げて代表に合流できた。「代表に来るために何かを残して、ふさわしい選手と証明しないといけないとは感じていましたし、たかが1点なので何とも言えないけど、自分としてはよかったかなと思います。チームに認めてもらうためには、結果を出すことが一番ですし、まだ自分としては満足できてないです。まだまだやっていかないといけないですけど、最初のゴールを取れてよかったかなと思っています」と、まず第一歩を踏み出したことへの安堵感を示した。

 モナコは「練習がめっちゅハード」なため、「回復して次の試合に向けて合わせることが最初は大変でした。今は慣れてきているし、コーチと相談しながら調整しています」という南野。「まだ100%フィットした状態ではないのかもしれないですけど、でもそれは言い訳にならないので。チームの人たちもすごくいろいろやってくれるし、僕もそれに従ってます」と、ここからのさらなる向上を誓っている。

 今回の代表活動では「このW杯で僕たちがどう戦うのかに対しても、答えを出さないといけない2試合だと思う。チームがよくなるようにまず僕自身は自分のことを、自分のコンディションを合わせて、しっかりチームに貢献できるように頑張りたいです」と、本番を見据えてチームとしてすべきことをやると話している。