世界最大のお祭りは、一部の選手にとって飛躍する大きなチャンスとなる。ワールドカップでの活躍を機にブレイクした選手は少なくない。
欧州のメディア『EUROSPORT』は11月15日、「ワールドカップで活躍するかもしれない11人の『知られざる選手たち』」と題した記事で、カタールの舞台で注目すべきタレントたちを紹介した。この中で、フライブルクに所属する堂安律が取り上げられている。
守備で冨安健洋や板倉滉、攻撃で鎌田大地、伊東純也、久保建英といった選手の名前を挙げつつ、同メディアは「我々が選んだのは、リツ・ドウアン。おそらく、ハジメ・モリヤス(森保一監督)のエキサイティングな攻撃オプションの中で最も知られていない選手だ」と報じた。
「この夏、フライブルクが彼をドイツに戻し、彼は重要な一員となった。監督のフォーメーション次第で10番の役割や右サイドを務めるドウアンは、ラブリーなタッチを持ち、相手を抜いて、強烈なシュートを打つことができる。見るべきはドウアンのスタッツではなく、ピッチでの彼だ。フライブルクで大切なのはコレクティブさであり、彼らのシステムの中でドウアンは活躍しているからである」
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さらに、EUROSPORTは「ドウアンが必ず先発出場するかどうかを断言するのは難しい。彼は右サイドでプレーすることを好むが、そこはイトウやクボも望む場所だ」と続けている。
「直近のアメリカ戦ではイトウが右サイド、クボが左サイドだった。だが、エクアドルとのもう1試合ではドウアンが先発出場している。カマダが10番と見られるので、ポジションは3つから2つになるだろう。だが、先発だろうがベンチスタートだろうが、ドウアンには注目だ」
ドイツやスペインといった世界のトップクラスと戦う大舞台で、堂安はステップアップできるだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部