フィルジル・ファン・ダイク(リバプール)が、オランダ代表の後輩ユリアン・ティンベル(アヤックス)を絶賛した。英メディア『SPORT BIBLE』が9月24日付けで伝えている。
21歳のティンベルはCBをはじめ、複数のポジションでハイレベルにプレー。昨シーズンまでアヤックスを率い、今夏にマンチェスター・ユナイテッドの監督に就任したエリク・テン・ハーフが、引き抜きを熱望した逸材だ。
オランダ代表でキャプテンを務めるファン・ダイクは、世界最高のDFの1人として、この若きスターを賞賛。自身の21歳当時の姿と重ね合わせ、こう訴えている。
「僕は今の彼ほどには成長していなかった。彼のことは褒めるしかない。偉大な選手であり、真のプロフェッショナルだ。多くの可能性を秘めている。彼のさらなる成長を願う」
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カタール・ワールドカップ(W杯)での躍進に期待がかかるオランダには、ファン・ダイクほか、マタイス・デ・リフト(バイエルン・ミュンヘン)、ステファン・デ・フライ(インテル)、ネイサン・アケー(マンチェスター・シティ)といった一線級のCBがズラリ。ティンベルがW杯で先発に名を連ねるのは容易ではない。
熾烈な定位置争いが続くなか、ファン・ダイクは「誰もが自分の役割を理解していると思う」と語った。
「代表監督はこの点をとても明確にしている。プレーする、しないにかかわらず、誰もが責任を感じているよ。もちろん、それに対処するのは簡単ではないけどね」
まさかの予選敗退を喫し、ロシアW杯出場を逃してから4年。陣容を数段スケールアップさせたオレンジ軍団が、若手・中堅・ベテランの力を融合し、悲願の初優勝を目ざす。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部