VfBシュツットガルト所属の日本代表MF遠藤航(29)とDF伊藤洋輝(23)はFIFAワールドカップ・カタール大会出場が期待される中、今月ドイツ開催のキリンチャレンジカップ2試合に招集されている。この両選手の代表入りやアメリカ戦での活躍に、ドイツの公共放送局である『南西ドイツ放送』が反応した。
遠藤航はキャプテンとしてVfBシュツットガルトをけん引する中、カタールW杯アジア最終予選をはじめほぼ全試合で先発出場。中盤に必要不可欠な戦力として森保一監督から信頼を寄せられる中、23日のアメリカ戦でもフル出場。中盤でボール奪取を繰り返して、チームの勝利に貢献している。
一方、伊藤洋輝は今年6月2日のキリンチャレンジカップ・パラグアイ戦で日本代表デビューを飾り、キリンカップサッカー・ガーナ戦やチュニジア戦でも出場。森保一監督へのアピールに成功すると、今月23日のアメリカ戦でも後半45分間センターバックとしてプレーしている。またVfBシュツットガルトでは今季ここまで公式戦全試合でフル出場。3バックの一角で定位置を掴んでいる。
そんな遠藤航と伊藤洋輝について『南西ドイツ放送』は「VfBシュツットガルトの日本人選手、遠藤航と伊藤洋輝に移動の負担はなし」と見出しをうち、「遠藤航と伊藤洋輝は、比較的フレッシュな状態でVfBシュツットガルトの練習場へ戻って来るはずだ。キリンチャレンジカップ2022がデュッセルドルフで開催されたおかげで、2人には長旅がない」と主張。今月のキリンチャレンジカップがドイツ国内開催であることによる利点を強調している。
くわえて「デュッセルドルフ開催の試合で、今のところ遠藤航と伊藤洋輝いずれも成功している。彼らはアメリカ戦で活躍し、ブンデスリーガや2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)所属の他の5選手とともに、ドイツでの華麗なラウンドを楽しんだ」と、アメリカ戦でのパフォーマンスを高く評価した。
なお日本代表の森保一監督は、27日のエクアドル戦でアメリカ戦からのスタメン総入れ替えを行うことを明らかにしている。遠藤航のベンチスタートがほぼ確実とみられる一方、伊藤洋輝にはスタメン抜てきという形でアピールのチャンスが再び与えられることが考えられる。