サッカーエクアドル代表はFIFAワールドカップ・カタール大会開幕を2カ月後に控える中、今月27日のキリンチャレンジカップ2022で日本代表と対戦。0-0の引き分けで終えると試合後、エクアドルメディア『Primicias』がエクアドル代表攻撃陣を批判している。
エクアドル代表は前半から試合の主導権を握ると、再三にわたりチャンスを演出。ただ日本代表の粘り強い守備に手を焼くと、83分にはFWエネル・バレンシア(32)がGKシュミット・ダニエル(30)のPKストップに遭う。その後も後半アディショナルタイムにかけて攻勢を強めたが、最後まで日本代表からゴールを奪うことができなかった。
『Primicias』は「エクアドル、またもやゴール不足に悩まされ日本相手にドロー」と見出しをうち、日本代表戦の試合結果や内容を速報。「チーム全体としては良い試合をして、90分間通じて日本を上回った。だが、またしても攻撃面で力強さを欠いた」
「サウジアラビア戦と同じく主導権を握り、何度かチャンスを作ったが効果的ではなかった。ゴール前で精度を欠いた」と攻撃陣へ批判の矛先を向けている。
そして「エクアドルは前半、戦術面で日本より優れていた。しかし相手ゴールに近いエリアでの強引さと正確さを発揮するために、またもや犠牲を払うことになった。後半は両チームともプレー強度が下がり、主導権を握ることはなかった」
「守備陣では秩序があり、中盤では戦術面で相手に勝っていた。しかし無得点という結果により、攻撃陣に再び不安を抱えることになった」と、カタールW杯開幕2カ月前での現状を総括している。
なおエクアドル代表はカタールW杯グループリーグでカタール代表、オランダ代表、セネガル代表と対戦。日本時間の11月20日深夜に開催国カタールと激突する。