『FIFAワールドカップカタール2022』の開幕を約2カ月後に控えた日本代表は27日、ドイツで行われた『キリンチャレンジカップ2022』でエクアドル代表と対戦し、0-0で引き分けた。試合後、森保一監督が記者会見に臨み、今回の2連戦が有意義なものになったことを強調した。

 苦しみながらもエクアドル相手に引き分け、欧州での2試合を1勝1分けという結果で終えた日本代表。対戦相手が異なることを認めつつも森保監督は、「W杯に出場する力のあるチームと対戦して無失点で抑え、1勝1分けの勝ち点4というところで、グループ第3戦に向かえる」と、良いシミュレーションになったと指摘。さらに、「内容の部分では、どこから守備を始めるのか、どこでボールを奪うのか、奪った後はどうするのかというところも、厳しいゲームの中で選手たちは画を合わせ、W杯に向けての準備としては、本大会につながる積み上げができたのかなと思っています」と続け、手応えを口にした。

 また、本大会に向けたターンオーバーという部分については、「実際どうなるかは、本大会の状況によって判断していきたい」としながらも、「今日のこの相手に対して、選手たちが見せてくれたパフォーマンスは、より多くの選手たちを入れ替えながらでもプレーできるという確認はできたかなと思っています」とコメント。「色々な戦術、戦い方の幅、選択肢を多く持つという部分では、本大会に向けて非常に大きな試合になった」との見解を示し、「誰を起用してもチームとして機能することができるという部分では、チームとして大きな財産になったと思っています」と主張した。