ポルトガル代表を率いるフェルナンド・サントス監督が、ホームで黒星に終わったスペイン代表戦を終えてコメントした。27日、スペイン紙『アス』が報じている。

 ポルトガルは27日、UEFAネーションズリーグ(UNL)のグループ最終節でスペインと対戦。引き分け以上で首位をキープし、グループ首位での決勝ラウンド進出が決まったポルトガルだったが、スコアレスで迎えた88分にアルバロ・モラタに決勝ゴールを許して敗戦。土壇場でグループ首位の座を取って代わられることとなった。

 ポルトガルを率いるサントス監督は試合後、敗戦の要因を振り返り、開幕まで2カ月を切ったワールドカップの舞台を見据えた。

「スペインは前半、ひとつもチャンスを作れなかったと思う。そして我々にはあったが、それを決めきれなかった。それを生かせなかったから、後半にすべてが変わってしまったんだ。ポルトガルがラインを下げたから、スペインは前進してきた。私は交代カードでコントロールしようと思ったが、その解決策も機能しなかったね」

「チームは組織立ったままだったが、前進することができなかった。そしてスペインにゴールが訪れたんだ。この相手にこういうことが起きるのは2度目だ。我々はもっと、最後の時間で上手く守らなければいけない。試合は90分間続くものなんだ。UNLのベスト4に辿り着きたかったが、それは実現しなかった。これからの目標は、こういうことをW杯で起こさないことだ」

「クリスティアーノには3つか4つチャンスがあった。普段であれば得点していると思うけど、今日はそれが叶わなかったね。フットボールとはそういうものだよ」

「スペインはW杯を制する優勝候補だと思うよ。ポルトガルのようにね。スペインは、3日前のスイスでは悪かったが、今日は上手くいっていた。フットボールとはそういうものなんだ」