サッカー日本代表は今年11月にFIFAワールドカップ・カタール大会を控えている。レアル・ソシエダ所属MF久保建英(21)らのカタールW杯代表メンバー入りが予想される中、英メディア『HITC』が日本代表で注目すべき選手を紹介している。

 日本代表は先月、ドイツ開催のキリンチャレンジカップ・アメリカ戦で2-0と勝利。27日のエクアドル戦では前半から防戦一方の展開となったが、0-0の引き分けで終えている。またW杯開幕直前の11月17日にはカナダ代表と対戦。本大会ではドイツ代表、コスタリカ代表、スペイン代表と激突する。

 『HITC』は「日本代表はカタールW杯で初めてベスト8入りを果たせるのか」と見出しをうち、日本代表に関する特集記事を掲載。歴代の日本代表メンバーと比較した上で「今の日本代表は確かに才能に恵まれている。これまでW杯に出場した日本代表の中では、間違いなく最も実力のあるチームだ」と氷解している。

 そして日本代表の注目選手として「前田大然、旗手怜央、古橋亨梧のセルティック・トリオは、カタールで躍進する3人のスター選手として登場する可能性がある。南野拓実、堂安律、鎌田大地は、いずれも中盤からゴールを決めることができる選手だ」と6選手を列挙。

 「かつてレアル・マドリードに在籍していた久保建英は、瞬く間に試合を変えてしまう不思議な選手だ。アリエン・ロッベンのような左足で右サイドから放つシュートには要注意だ」と、久保建英に対する警戒感をあらわにしている。

 ただ一方で『HITC』は「ドイツとスペインがグループEに入ったため、グループリーグ敗退の可能性が最も高い」と言及。その上で「しかし、ドイツもスペインも早期敗退の可能性はゼロではない」と日本代表による波乱演出の可能性にも触れた。

 日本サッカー協会(JFA)は11月1日にカタールW杯に臨むメンバー26名を発表する。先月のキリンチャレンジカップ2試合をいずれも無失点で終えているだけに、本大会での好成績が期待される。