ビジャレアルのスペイン代表FWジェラール・モレノは、現在抱える負傷の回復が思うように進まず、3〜4週間の再離脱が決まったようだ。3日、スペイン紙『マルカ』が報じている。
9月11日のベティス戦で左足のハムストリングを痛めたG・モレノは、本来だと今週中にもビジャレアルの全体練習に合流する予定だったという。しかし、G・モレノはいまだ患部に違和感を感じており、検査の結果、当初の想定よりも回復が長引いていることが分かったようだ。ビジャレアルのエースは、さらに3〜4週間の戦線離脱を強いられることとなった。
このニュースはビジャレアルだけでなく、スペイン代表にとっても大きな痛手となりそうだ。11月にFIFAワールドカップカタール2022の開幕を控えるなか、“ラ・ロハ”を率いるルイス・エンリケ監督にとって、9月の代表ウィークにも招集できなかったG・モレノのパフォーマンスを確認する機会の多くが失われることとなった。本大会行きのメンバー発表に向けて、G・モレノにとってもアピールのチャンスは限りなく少なく、W杯出場へ黄信号が灯ったと考えられる。
今季は戦線離脱するまでに、公式戦8試合で3ゴールをあげていたG・モレノ。得点力のあるストライカーを欠くスペイン代表にとって、ビジャレアルのエースは1つの有力なオプションだったものの、W杯のメンバー入りに向けては暗雲が立ち込めることとなった。