【プレミアリーグ】マンチェスター・シティ4-0サウサンプトン(日本時間10月1日/エティハド・スタジアム)

相手を欺くキックフェイントの時点で、勝負ありだった。3選手のマークをものともせず、左足で流し込んだビューティフルゴール。「俺の名前を言ってみろ」と言わんばかりのドヤ顔が飛び出すのも納得の一撃だった。

【映像】わかっていても止められない!カンセロドリブル

圧巻のゴールを決めたのは、マンチェスター・シティのポルトガル代表DFカンセロだ。0-0で迎えた20分、左サイドでボールを受けたカンセロが、そのままゴール方向にボールを運んでいく。

ボックス手前の位置まで運び、自分のマーカーとプレスバックしてきた選手との間に向かってカットインを仕掛ける。この時、3人目のディフェンダーは、カンセロの動きに合わせて進路を塞ぐようなポジションをとった。

しかし次の瞬間、大きなキックフェイントで方向転換。カンセロに対応していた3選手の動きを止めて一瞬で置き去りにすると、縦へ運び出してから左足を一閃。ボールはゴール右隅に収まり、マンチェスター・Cが先制点を奪った。

本来は右利きのカンセロだが、解説の戸田和幸氏は「左でこれだけのボールが蹴られるのは魅力」と逆足の精度の高さを称賛。さらに「右利きが左サイドに来たとき、カンセロの場合は縦に運んでも左足でもクロスを挙げられて、右足のアウトサイドも使える」と、幅広いプレーができる要因について語った。

また、ABEMAのコメント欄には「バケモノしかいねーなこのチーム」「カンセロかわすのうまいなー」「こいつサイドバックじゃないんか?」など、カンセロの凄さに驚く声が集まった。

カンセロのゴールで先制したマンチェスター・Cは3ゴールを加え、4-0の快勝。暫定でアーセナルを抜いてプレミアリーグの首位に立っている。

(ABEMA/プレミアリーグ)