LASKリンツ所属の元U20日本代表FW中村敬斗(22)が15日、オーストリア1部リーグ戦でゴールをあげ、今季2桁得点に到達。FIFAワールドカップ・カタール大会の日本代表メンバー入り待望論が再び湧き起っている。

 中村敬斗は2018シーズンから1年半にわたりガンバ大阪でプレー。オランダ1部トゥウェンテやベルギー1部シント=トロイデンVVなどへのレンタル移籍をへて、昨年8月にガンバ大阪からLASKリンツへ完全移籍。昨年11月に複数選手のコロナ離脱により巡ってきたチャンスで2試合連続ゴールと結果を残し、出場機会を確保していた。

 そして今季は開幕から左ウイングでレギュラーに定着する中、ここまで公式戦14試合中13試合の先発出場で10ゴール6アシストと活躍。15日のオーストリア1部リーグ第12節・クラーゲンフルト戦では2-1で迎えた78分、スルーパスに反応して相手DFの裏のスペースに抜け出すと、GKとの1対1で冷静に流し込んで追加点を奪取。LASKリンツは同選手の好パフォーマンスもあり、3-1と勝利した。

 するとツイッター上では「中村敬斗またゴール決めた!」、「森保さんから呼ばれないかな?」、「カタールW杯で招集してほしい」と、同選手のカタールW杯日本代表サプライズ選出を望む声が上がっている。

 日本代表の左サイドでは、ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC所属の日本代表MF三笘薫(25)が今月14日のプレミアリーグ第11節・ブレントフォード戦で右足首を負傷。現時点では怪我の深刻度など明らかになっていないが、カタールW杯欠場の可能性が心配されている。

 三笘薫が長期離脱となった場合には、名古屋グランパス所属MF相馬勇紀(25)が代役候補に挙がるとが、同じ左サイドを主戦場とする中村敬斗のサプライズ選出の可能性も考えられる。