日本代表DF板倉滉(25)は23日、FIFAワールドカップ・カタール大会のドイツ戦金星に貢献している。そんな板倉滉の所属先であるボルシア・メンヒェングラートバッハ(ボルシアMG)が、かつて明治安田生命J1リーグ・ガンバ大阪でプレーしていたFW中村敬斗(22)に関心を寄せているようだ。23日、フランスメディア『Jeunes Footeux』が報じている。
中村敬斗は2018年にガンバ大阪でデビューすると、オランダ1部トゥウェンテやベルギー1部シント=トロイデンVVなどへのレンタル移籍をへて、昨年8月にガンバ大阪からLASKリンツへ完全移籍。昨年11月から出場機会を確保すると、今季はここまでオーストリア1部リーグ戦で16試合中15試合に先発出場して8ゴール5アシストをマーク。左ウイングでレギュラーに定着するとともにゴールを量産している。
そんな中村敬斗は今年8月、LASKリンツと2025年6月までの契約延長で合意。しかし英メディア『フットボール・インサイダー』は今月はじめに「ブライトンが中村敬斗をスター候補とみなしており、彼の獲得を狙っている。300万ポンド(約5億円)で獲得可能だ」と報道。プレミアリーグのブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCで日本代表MF三笘薫(25)とチームメイトになる可能性が取りざたされている。
すると『Jeunes Footeux』は「中村敬斗はLASKリンツで好調を維持する中、ボルシアMGの目に留まった」と報道。「現時点では単なる関心だ。ボルシアMGが来年1月に中村敬斗の獲得に動くとは言っていない」と綴っている。
またドイツの移籍専門サイト『トランスファーマルクト』では、同選手の市場価値が400万ユーロ(約5億8000万円)と見積もられていることにも言及。その上で「LASKリンツがこの値段で彼を手放すことに同意するか定かではない」と見解を述べている。
ボルシアMGは今年7月に板倉滉を獲得したほか、先月末には神村学園高校FW福田師王(18)の今冬加入内定を公式発表している。ドイツ代表撃破で世界中で日本代表への関心が高まる中、中村敬斗のステップアップ移籍が期待される。