【プレミアリーグ】ブレントフォード2-0ブライトン(日本時間10月15日/ブレントフォード・コミュニティ・スタジアム)
三笘薫が「右サイド」でドリブル突破──。今季最長となる、後半開始からのピッチイン。さあ、出番だと意気揚々と登場したが、ポジションは、川崎フロンターレでも、日本代表でも主戦場にしてきた“いつもの左”ではなかった。しかし、三笘は果敢に仕掛けた──。
ブライトンは、デ・ゼルビ新監督が就任してから3試合目、初陣はリヴァプールに追いつき3-3、2試合目となった前節はトッテナムに0-1で敗れ、そろそろ勝利がほしいところ。迎えたブレントフォード戦も前半に失点を許す苦しい展開。そんななかで指揮官が後半開始にチョイスしたのが「三笘薫」。しかも、これまでの左ではなく、右サイドでの起用だった。
三笘の今季最長となる出番を喜ぶファンだったが、右サイドにいることを確認すると「三笘が右だと!?」とやや困惑。ABEMAの解説・松原良香氏は「後半はおそらく、デ・ゼルビ監督はボールを持つことに重きを置いていますから、その意味で三笘を左ではなく、右に持ってきた。左利きのマーチを左へ。おそらく、三笘が突破した時に、マーチが前に入りやすくして、ボックス内を手厚く攻めようというのがあると思う」と監督の意図を話した。
しかし、視聴者も「三笘の右」に対して懐疑的な目を向けていた49分、右サイドでボールを受けると、対峙するイングランド人DF・ヘンリーと“ヨーイドン”のスピード勝負。相手を翻弄しながら縦に突破し、CKを獲得した。
右サイドでのチャンスメイクを目撃したファンは一転して「はえーな」「右でもやれるんかい!」と総ツッコミ。松原氏も「早速、三笘のカラーが出ましたね。どうなるかと思いましたが、相手も速いですから」と、右サイドでも躍動する三笘を賞賛した。
三笘はその後、73分ごろから“定位置”左へと移動し、再び躍動。その際にはやはり、右サイド以上にキレのあるプレーで相手を突破し、敵陣を切り裂くプレーを見せていた。
しかし、試合は0-2で敗戦。ブライトンはデ・ゼルビ監督の下で未勝利が続き、開幕から好調をキープしてリーグを席巻していた勢いが止まってしまった。
(ABEMA/プレミアリーグ)