ヨーロッパリーグ(EL)・グループA第2節延期分が20日に行われ、アーセナル(イングランド)とPSV(オランダ)が対戦した。

 エリザベス女王の崩御を受けて開催された追悼イベントに伴い、国内の警備体制が不十分であることから延期となっていたグループAの“首位決戦”。アーセナルはここまで行われた3試合で全勝を飾っており、一方のPSVも開幕戦のボデ・グリムト(ノルウェー)戦をドローで終えた後、チューリッヒ相手に“ダブル”を達成している。グループ首位の座を維持するためにも、両チーム勝利が欲しい一戦だ。

 アーセナルは直近のプレミアリーグ第11節リーズ戦(◯1-0)からスターティングメンバーを6名変更。キーラン・ティアニーやエディ・エンケティアらが先発に名を連ねた。ブカヨ・サカ、グラニト・ジャカ、ガブリエル・ジェズスらは連戦となり、リーズ戦に続いて冨安健洋もスタメン入り。この試合では右サイドバックで起用された。一方、PSVは16日に行われたエールディヴィジ第10節ユトレヒト戦(◯6-1)と同じ11名をこの一戦に送り出している。

 試合はホームチームが主導権を握る様相に。11分、冨安のヘディングからジェズスがボールを収めると、巧みなキープから最後はジャカがシュート。この一撃は枠を捉えきれず。20分にはジャカからのパスを受けたジェズスがボックス手前から右足を振り抜くも、シュートはゴール左へ外れてしまう。30分にはファビオ・ヴィエイラのアーリークロスにジェズスが反応するも、シュートまでは持ち込めない。アーセナルはPSVのシュートを1本に抑え、敵陣に押し込み続けたものの、先制点を挙げることはできず。スコアレスでハーフタイムに突入した。

 後半に入るとPSVがチャンスを作り出す。右サイドを駆け上がったフィリップ・ムウェネが中央からのスルーパスをダイレクトで折り返すと、走り込んできたシャビ・シモンズがダイレクトで狙う。ボールが少し後ろに流れたこともあり、シュートはジャストミートできず枠を外れている。

 61分にはアーセナル。アルベール・サンビ・ロコンガからのパスを受けたジェズスが技ありのタッチで前を向き、そのままフィニッシュまで持ち込む。この一撃がGKに弾かれたところをエンケティアが狙うも、シュートは枠を大きく外れた。対するPSVは68分、右サイドに流れてボールを受けたX・シモンズが独力でボールを持ち運び、そのまま右足でシュートを狙うも、アーセナルのGKマット・ターナーが防いでいる。

 試合の均衡が破れたのは71分。トーマス・パルティからのパスを受けたマルティン・ウーデゴーアが右サイドのスペースへボールを送ると、駆け上がってきた冨安がこのボールに反応する。ダイレクトでマイナスのスペースへクロスボールを送ると、後ろ気味のボールをジャカが右足で叩いた。難しい体勢からのボレーシュートがゴールに吸い込まれ、アーセナルが先制に成功している。

グラニト・ジャカ

ジャカが先制ゴール [写真]=Getty Images

 その後もアーセナルはPSVに付け入る隙を与えず。PSVは77分にルーク・デ・ヨングを投入し、高さという武器を得たものの、効果的にボールを集めることができない。

 試合はこのままタイムアップ。アーセナルはここまでの4試合で全勝を記録し、グループステージを2位以上で終えることが確定した。次戦を引き分け以上で終えられれば、アーセナルは1位フィニッシュとなり、決勝トーナメントへのストレートインを確定できる。なお、冨安はこの試合で76分までプレーした。

 次戦となる第5節は27日に予定されており、アーセナルは敵地でPSVとの一戦に臨む。

【スコア】
アーセナル 1-0 PSV

【得点者】
1-0 71分 グラニト・ジャカ(アーセナル)