2022年のFIFAワールドカップで優勝したアルゼンチン代表。フランスとの激闘はPK戦の末に決着した。

そうしたなか、アルゼンチン代表の守護神であるエミリアーノ・マルティネスがそのPK戦秘話を明かした。

『Fozcast』で、元イングランド代表GKベン・フォスターからPK戦でリオネル・メッシに何を伝えていたのかと聞かれるとこう答えていたのだ。

「(相手GKウーゴ・)ロリスがどうするかを伝えた。どう動くかをね。ストップして蹴ればゴールできると伝えた。

ジョルジーニョが彼相手にプレミアリーグで決めた(PKを)覚えていたからね。身体を止めると彼は早く動いてしまう。

だから、(メッシには)「レオ、ストップアンドゴーだ」と伝えた。彼は動くと。彼は中央にはとどまらない。ロリスは決して真ん中にステイすることはない。

代表のチームメイトたちにも伝えた。真ん中に行けと。少なくとも1本は真ん中だとね。実際、2本は真ん中に決まった」

トッテナムでプレーしていたロリスの癖を覚えており、それをメッシらに伝えていたとか。

ただ、アルゼンチンは4人全員がPKを決めたが、実際に真ん中に蹴ったのは、パウロ・ディバラのみ。ロリスもしっかり相手を見てから反応しようとしており、それほど的確なアドバイスだったのかは微妙かもしれない。

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ちなみに、ジョルジーニョがロリス相手にPKを決めたのは、2021年のチェルシー対トッテナム戦のことだろうか。この時、ジョルジーニョはタイミングをずらすことなく左に蹴っており、ロリスはそれに反応して左(自分の右)に飛んだが、シュートを止めることはできなかった。