10月22日、来年夏にオーストラリアとニュージーランドで共催される女子ワールドカップ(W杯)の組み合わせ抽選会が行なわれた。この結果、FIFAランキング11位のなでしこジャパンはC組に入り、81位のザンビア、37位のコスタリカ、6位のスペイン(対戦順)とグループステージで対戦することが決まった。

 コスタリカとスペインは、開幕が迫るカタールW杯で、森保ジャパンが戦う相手でもある。池田太監督は対戦相手の印象について、こう語った。

「何か不思議な縁。気持ちの高まりを感じている。ザンビアも初出場で、これから準備を進めてくる相手だと思うので、また1つ1つチーム作りを積み上げて、大会に向かっていければなと思っている」

 実力的に一番上であるスペインとは最後に対戦するグループ順には、好印象を抱いているようだ。
 
「もちろん初戦は大会の入りなので、初出場のザンビアに対しても本当にいい準備をしていかないといけない。3戦目にスペインと対戦するという意味では、それまでの戦い方も見られる。しっかりと準備をして色んなことを見ていければなと思っている」

 来月にはイングランド、スペインと強化試合を実施する。前哨戦となるなか、「この時期にヨーロッパの国と戦うというのは計画通りだった。その辺は同じ組になってもしっかりと戦っていきたいなと元から考えていた」と明かした。

「1回対戦しておくことでまた、こちらも色んなところが見えてくるところもある。そういった意味ではポジティブに。今度の11月のスペイン戦も楽しみにしている」

 池田監督が率いて戦った今夏のU-20女子W杯では、決勝でそのスペイン相手に悔し涙をのんだ。その時のメンバーで、先月にA代表デビューを果たした藤野あおばや、浜野まいからの活躍にも期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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