プレミアリーグ第13節が23日に行われ、アーセナルがサウサンプトンと対戦した。

 開幕から好調を維持しているアーセナルは、9月4日に行われたマンチェスター・Uとの一戦こそ1-3で落としたものの、同試合以外は全勝を記録している。現在プレミアリーグに限定すると4連勝、ヨーロッパリーグ(EL)も含めると8連勝中だ。一方、サウサンプトンは8日に行われたマンチェスター・Cとの一戦を0-4で落として4連敗と苦しんでいたものの、第11節ではウェストハムと1-1のドロー、前節はボーンマス相手に敵地で1-0と勝利し、徐々に順位を上げている。決して不調とは呼べない状況の中、首位を走るアーセナルとの一戦を迎えた。

 アーセナルは20日に行われたEL第20節延期分PSV戦(◯1-0)からスターティングメンバーを6名変更。プレミアリーグ第10節リヴァプール戦(○3-2)、第11節リーズ戦(◯1-0)と同じ11名をチョイスし、冨安健洋は公式戦3試合連続のスタメン出場を飾った。他にもマルティン・ウーデゴーア、ブカヨ・サカ、ガブリエル・ジェズスらが並んでいる。一方、サウサンプトンは前節のボーンマス戦から3名変更。ジェームズ・ウォード・プラウズやスチュアート・アームストロングらが入った。

 試合は序盤に動く。11分、ベン・ホワイトがサカとのワンツーで右サイドを突破し、マイナスへのクロスボールを送る。走り込んできたグラニト・ジャカが右足でボレーシュートを叩き込み、アーセナルが先手を取った。ジャカにとってはELのPSV戦に続いて、公式戦2試合連続ゴールとなっている。その後もより多くのシュートチャンスを作ったアーセナルは、ジェズスを中心に何度もゴールに迫る場面を作ったものの、追加点は挙げられず。前半はアーセナルの1点リードで終了した。

 後半に入ると徐々にサウサンプトンがチャンスの数を増やしていく。すると65分、逆サイドからのボールを受けたモハメド・エルユヌシが右サイドからドリブルを仕掛ける。斜めの動きで入ってきたアームストロングにボールが渡ると、冷静にファーサイドに流し込み、サウサンプトンが試合を振り出しに戻した。

 その後はアーセナルが勝ち越しを目指して前への圧力を強めたものの、なかなかゴールネットを揺らすことができない。79分には途中出場のキーラン・ティアニーが左サイド深い位置から折り返し、ウーデゴーアがネットを揺らしたものの、ボールがラインを割っていたため得点は認められず。82分にはウーデゴーアからのパスを受けたエディ・エンケティアがボックス内で右足を振ったが、相手にブロックされてゴールとはならない。

 試合はこのままタイムアップを迎え、アーセナルは今シーズン初のドローで勝ち点を分け合うこととなった。プレミアリーグの連勝は「4」、公式戦の連勝は「8」でストップしている。なお、冨安はフル出場となった。一方、サウサンプトンはこれで3戦負けなしとなっている。

 次節、アーセナルはミッドウィークのELを挟んで、30日にノッティンガム・フォレストをホームに迎える。一方、サウサンプトンは29日、敵地でクリスタル・パレスと対戦予定だ。

【スコア】
サウサンプトン 1-1 アーセナル

【得点者】
0-1 11分 グラニト・ジャカ(アーセナル)
1-1 65分 スチュアート・アームストロング(サウサンプトン)