ブンデスリーガ第11節が23日に行われ、シャルケとヘルタ・ベルリンが対戦した。

 ここまでシャルケは2シーズンぶりのブンデスリーガで苦しいシーズンを過ごしている。白星を掴んだ試合は9月10日に行われた第6節のボーフム戦(○3-1)のみで、それ以降は公式戦全敗に。18日に行われたDFBポカール2回戦ではホッフェンハイムに1-5と大敗を喫し、現在5連敗となっている。ボーフムがウニオン・ベルリンに勝利したため、負ければ順位が最下位に転落する。敵地でのヘルタ・ベルリン戦で、悪い流れを断ち切りたい。

 シャルケは直近のDFBポカール2回戦・ホッフェンハイム戦からスターティングメンバーを5名変更。ここまで行われた公式戦全試合に先発している吉田麻也は、変わらずにスタメンに名を連ねた。一方。ヘルタ・ベルリンは直近のライプツィヒ戦(●2-3)から先発2名を入れ替えてこの試合に臨んでいる。

 試合は序盤から一進一退の展開となり、前半はスコアレスで終了する。後半が始まると、序盤に均衡が破れた。49分、左サイドからのクロスボールは相手守備陣に弾き返されたものの、こぼれ球を拾ったリュカ・トゥザールが胸トラップから迷わず右足を振り抜く。強烈なシュートはGKの手に当たってゴールに吸い込まれ、ヘルタ・ベルリンが先手を取った。

 対するシャルケは前への圧力を強めたものの、なかなか決定的な場面を作り出すことができない。それでも試合が終盤に差し掛かった82分、ピッチ中央付近でパスを受けたケナン・カラマンがボールを持ち運び、ペナルティエリアまで侵入する。浮き球のクロスボールはDFにブロックされたものの、こぼれ球にトーマス・ウーワイアンが反応。左サイドへと繋ぎ、フロラン・モレが中央へ送ると、最後はセバスティアン・ポルターが頭で合わせる。直前に投入されたポルターにとってこの日のファーストタッチとなったシュートは、わずかに枠を外れている。

 徐々に攻撃にリズムが出てきたシャルケは85分、ウーワイアンのロングスローをポルターが頭で落とし、最後はフリーのモレが右足を振り抜く。ペナルティエリア内で放たれた低い弾道のボレーシュートがニアサイドを破り、シャルケが土壇場で試合を振り出しに戻した。

 しかし、試合はこのまま終わらない。88分、ヘルタ・ベルリンは自陣でボールを奪うと即座に縦へ送る。ウィルフリード・カンガのポストプレーからドディ・ルケバキオが繋ぐと、反応したステヴァン・ヨヴェティッチがダイレクトでスルーパス。背後のスペースへ抜け出したカンガが冷静にGKとの1対1を仕留め、終了間際にヘルタ・ベルリンが勝ち越しに成功した。

 試合はこのままタイムアップ。シャルケは公式戦6連敗、ブンデスリーガ5連敗となり、最下位に転落した。一方、第6節から第9節まで4試合連続で引き分けが続いていたヘルタ・ベルリンは、ブンデスリーガ6試合ぶりの白星を掴んでいる。なお、吉田はフル出場となった。

 次節、シャルケは30日に、堂安律が所属しているフライブルクをホームに迎える。一方、ヘルタ・ベルリンは28日に敵地でブレーメンと対戦予定だ。

【スコア】
ヘルタ・ベルリン 2-1 シャルケ

【得点者】
1-0 49分 リュカ・トゥザール(ヘルタ・ベルリン)
1-1 85分 フロラン・モレ(シャルケ)
2-1 88分 ウィルフリード・カンガ(ヘルタ・ベルリン)