日本サッカー協会(JFA)は4日、MS&ADインシュアランス・グループ・ホールディングスと、2023年1月から2026年12月の4年間にわたるパートナーシップ契約の締結に基本合意したことを発表。同日にはJFAハウスにて調印式が行われた。

 今回発表された「JFAメジャーパートナー」契約は、現在のオフィシャルパートナー、オフィシャルサプライヤーに次ぐ新たな形態で、現在の「日本代表サポーティングカンパニー」から協賛対象範囲を拡張。全てのカテゴリーの日本代表チームのほか、選手育成、指導者養成、審判、グラスルーツに至るまで、露出面だけでなくJFAとパートナーが共同して新たな価値を創り出し、社会課題の解決に取り組むことも目指していくことになる。

 調印式に出席したJFAの田嶋幸三会長は「日本代表のブランド価値とJFAの資質、そしてMS&ADグループの強みを融合させて新しい価値を生み出しながら活力ある社会づくり、SDGsの達成や、Well-Beingに資する環境づくりを推進していきたい」とコメント。

 一方のMS&ADグループ・樋口哲司副社長も「新たなスポンサーシップにおいては、価値共創が新たなキーテーマになっていて、持続可能な社会に向け、地域の活性化、人々の健康増進、予防医療、環境問題など、当社グループが貢献できる様々な分野で共創、共に創ることができると考えている」と述べ、今後の取り組みに意欲をみせた。
 
 MS&ADグループは、2008年に三井住友海上火災保険株式会社と「サポーティングカンパニー」契約を開始し、2015年にMS&ADグループへ協賛の対象を拡大。同年から開始した「MS&ADカップ」の開催や開催地でのサッカー教室など、女子サッカーを中心に広く日本サッカーの発展に寄与。記者会見の中では、来年以降も各地方都市での「MS&ADカップ」開催などを継続していく考えを示した。