【プレミアリーグ】ウォルヴァーハンプトン2-3ブライトン(日本時間11月6日/モリニュー・スタジアム)
ブライトンに所属する日本代表MF三笘薫が、2022-23シーズンのイングリッシュ・プレミアリーグ第15節、アウェイのウォルヴァーハンプトン戦にケガから復帰後2戦連続となる先発出場。前節のプレミア今季初先発&初アシストに続き、豪快ヘッドで今季初ゴールを決め躍動。さらにイエロー1枚、レッド1枚を誘発するなど相手の守備を翻弄。全得点に絡む活躍でチームの連勝に貢献した。なお三笘は89分過ぎまでプレーした。
三笘は44分、右サイドから中央に切り込んできたララーナが個人技でボールを運び中央にクロス、ファーサイドの三笘が頭で合わせると、ボールはゴールネットを揺らした。
10月14日に行われた第11節のブレントフォード戦で右足首を負傷し、2試合の戦線離脱を余儀なくされた三笘だが、前節、元指揮官・ポッター監督が率いる強豪チェルシーを相手に躍動し、チームの勝利に貢献。三笘を先発起用したデ・ゼルビ新監督の期待に応え、新監督の指揮6試合目にして新天地での初勝利をプレゼントした。
1日に発表されたカタールW杯の日本代表メンバーに選出された三笘。2021年8月にブライトンへの移籍が発表されたが、A代表での出場経験がないことから、イギリスでの労働許可証が発給されず、同年9月にベルギーのユニオン・サン=ジロワーズに加入。ジュピラー・プロ・リーグでは、21試合5ゴール4アシストの記録を残し、今季からブライトンに復帰を果たした。
日本代表としてはユニバーシアード代表やU-20などでプレーしてきた。さらに2021年に行われた東京2020オリンピックのメンバーに選出され、ベスト4に貢献。同年11月に行われた2022 FIFAワールドカップ・アジア3次予選のオマーン戦でフル代表デビューを果たすと、決勝点となる伊東純也のゴールをアシスト。さらに2022年3月に行われたアウェイのオーストラリア戦では、途中出場から決勝ゴールを含む 2得点をマーク。日本代表として 9試合5ゴールを挙げている。
今季、プレミアにてジョーカー起用から着実に結果を残し、チームの信頼を獲得。エースのベルギー代表トロサールとの共存の可能性を示し、見事にスタメンを奪取した三笘。カタールW杯に向けてパフォーマンスを向上させ続ける三笘の次節16節、さらに20日から始まるカタールW杯での活躍から目が離せない(ABEMA/プレミアリーグ)
写真/aflo