リーグ・アン第14節が6日に行われ、トゥールーズとモナコが対戦した。
トゥールーズは前節、上位争いを演じているRCランスを相手に0-3で敗北を喫したものの、今季は昇格1年目ながら中位につけている。一方、モナコは第6節から怒涛の5連勝を遂げた後、2試合勝ち星から遠ざかっていた。それでも、前節はアンジェ相手に2-0で勝利すると、ヨーロッパリーグ(EL)でも最終節のツルヴェナ・ズヴェズダ戦も4-1と大勝を飾り、プレーオフステージへの進出を決めた。良い状態で今節の対戦に臨む。
トゥールーズは前節RCランス戦からスターティングメンバーを4名変更。オナイウ阿道はベンチからのスタートとなっている。一方、モナコは前節アンジェ戦から先発5名を入れ替え。アレクサンドル・ゴロヴィンやカイオ・エンリケらが先発に復帰し、南野拓実はリーグ・アンで2試合連続となるスタメン出場を飾った。ウィサム・ベン・イェデルはベンチから出番を待つ。
試合は序盤からモナコが多くのチャンスを作り出す。8分、敵陣中央でルーズボールを拾ったモハメド・カマラが背後のスペースへ送ると、このパスに南野が反応。斜めの動きからフリーでボックス内に侵入し、ダイレクトで左足を振ったものの、シュートはゴール右に外れた。11分には再び南野にチャンス到来。左サイドに流れたフォラントが中央に折り返すと、ブリール・エンボロの落としを受けたゴロヴィンが横へ持ち運んで右足を振り抜く。この一撃はGKに弾かれるも、こぼれ球を狙っていた南野がヘディングシュート。枠を捉えた一撃はGKマキシム・デュペにセーブされる。
その後もモナコが攻め立てる展開となったが、前半はこのままスコアレスで終了。後半に入ると開始早々に試合が動いた。右サイド高い位置で南野がボールを奪うと、パスを受けたエンボロが強引にシュートまで持ち込む。こぼれ球を狙っていたカマラのシュートも防がれるが、ボックス手前でボールを拾ったゴロヴィンはファーサイドへふわりとした一撃を沈める。モナコが先手を取った。
60分には南野が再び輝きを見せる。左サイド高い位置でボールを持ったC・エンリケがスペースに送ると、斜めの動きで南野がボックス左の深いところまで侵入。ダイレクトでファーサイドに送ると、最後はエンボロが頭で叩き込んだ。
2点ビハインドとなったトゥールーズは71分にオナイウをピッチに送り出す。試合を支配されながらもカウンター攻撃を中心に前に出るが、なかなか効果的なチャンスを作り出すことができない。それでも74分、セットプレーからビッグチャンスを迎える。しかし、モナコ守備陣の体を張ったブロックに防がれて得点には至らず。後半アディショナルタイムにはペナルティエリア手前でボールを持ったオナイウが左足を振るも、GKに弾き出された。
試合はこのままタイムアップ。モナコが今季2度目のリーグ・アン2連勝を飾った一方、トゥールーズは連敗となった。南野は76分までプレーしている。
次節、トゥールーズは12日に敵地でレンヌと対戦する。一方、モナコは13日にマルセイユをホームに迎える予定だ。
【スコア】
トゥールーズ 0-2 モナコ
【得点者】
0-1 46分 アレクサンドル・ゴロヴィン(モナコ)
0-2 60分 ブリール・エンボロ(モナコ)