レアル・ソシエダのイマノル・アルグアシル監督が、日本代表MF久保建英と元スペイン代表MFダビド・シルバを起用しなかった理由を説明した。スペイン『ムンド・デポルティボ』が伝えた。

ソシエダは6日、ラ・リーガ第13節でバレンシアをホームに迎えた。

10月27日に行われたヨーロッパリーグ(EL)のオモニア・ニコシア戦で左肩を脱臼した久保。1日に発表された日本代表のカタール・ワールドカップ(W杯)メンバーにも無事に選出されたが、先週末のラ・リーガを挟み、3日に行われたELのマンチェスター・ユナイテッド戦も欠場していた。

バレンシア戦も欠場が濃厚と見られていた中、イマノル監督は久保をベンチ入りさせることに。また、負傷中だったダビド・シルバも揃ってベンチ入りした。

試合前には「久保は今週貢献したいと行ってきた。非常に重要だ。非常に良いニュースであり、ダビドからも同じことを言われた」と語っていたイマノル監督は、その言葉通りベンチ入りさせた。

試合は10分にオウンゴールで先制するも17分にアリツ・エルストンドが一発退場。数的不利になると、25分にはサムエウ・リーノにゴールを許し同点に。長い時間数的不利な状態が続いたが、そのまま1-1のドローに終わった。

イマノル監督は、結局久保とダビド・シルバを起用しなかったが、「長い間プレーしていない」とその理由について説明。数的同数であれば起用したと語った。

「確かに11vs11であればフィールドに立っただろう。ただ、彼らはいなかった。1人少ない状態でプレーすることになったからだ」

ただ、9日に予定されているセビージャ戦では復帰することを示唆。「彼らはより良くなるだろう。リスクを冒す時が来た」とコメントしている。