中国メディアがカタール・ワールドカップ(W杯)に挑む森保ジャパンのメンバーに驚嘆している。

 11月1日に発表された26人のリストから、大迫勇也や古橋亨梧、旗手怜央、原口元気らが選外となり、反響を呼んだ。

 そんななか、中国のポータルサイト『捜狐』は「7度目のワールドカップ!日本はアジアを離れてヨーロッパに参加することを目ざし、ワールドカップ優勝を目標にし、中国の羨望の的になる」と題した記事を掲載。次のように綴った。

「20年以上にわたり、日本サッカーは中国のはるか先を行き、今やアジアで圧倒的な地位を占めている。日本の選手はワールドカップの優勝を目標に掲げるなど、中国代表は恥ずかしい思いをしている」
 
 記事は欧州の様々なリーグで400人以上の選手がプレーしていると伝え、「森保一監督はワールドカップ・カタール大会のメンバー26名の選出に苦慮し、欧州リーグでプレーした多くの有名選手が選出されず、大きな議論が巻き起こった」と続けている。

「カタールW杯のメンバーには、ヨーロッパでプレーする20人(中山雄太の離脱で19人に)がいて、うち12人は欧州5大リーグの選手。スコットランドリーグで得点ランク3位の古橋が外れるなどアジアでは唯一の豪華なラインアップだ」

 さらに「JFA(日本サッカー協会)がアジアを離れるための第一歩は、2024年までに日本代表をUEFAネーションズリーグに送り込むことだ。JFAは50年後のワールドカップ制覇という大きな目標を掲げ、いま日本サッカー界の誰もがこの大きな目標に向かって動いている」と綴り、こう続けている。

「中国サッカーの強さが日本並みの時もあったが、現在は中国代表のレベルが上がらないだけでなく、後退している。日本のサッカーの発展が非常にダイナミックであるのを考えると、中国のサッカーは羨む以外に他に何をすればいいのか」

 同メディアは、もはや日本代表がAFC(アジアサッカー連盟)の枠を超えた存在だと見ているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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