遠藤航

 シュトゥットガルトに所属するMF遠藤航は、8日のヘルタ戦で頭部の接触により脳震盪を起こし、一時的に意識を失うアクシデントが発生した。

 8日、ブンデスリーガ第14節が行われ、シュトゥットガルトはヘルタとホームで対戦。まもなく開幕を迎えるW杯のメンバー入りを果たした遠藤航とDF伊藤洋輝は、揃ってスタメン入りとなった。アクシデントが起こったのは、1-1で迎えた77分のこと。相手のセットプレーをクリアした遠藤の後頭部に相手の頭が激しく接触し、遠藤はそのままピッチに倒れ込んだ。遠藤はそのままピッチで治療を受けると、担架で運ばれて83分に交代となった。

 クラブは試合後にSNSで、「遠藤はピッチ上で意識を失っていたが、救急車では反応があった」と発表。ピッチから運び出された後、そのまま救急車で病院へ向かったものと考えられる。

 なお、試合はその後、シュトゥットガルトが90+8分のラストプレーで、CKからコンスタンティノス・マヴロパノスが気迫のヘディング弾を決めて劇的勝利。試合後にはサポーターと喜びを分かち合う選手たちが、遠藤の回復を願って背番号「3」のユニフォームを掲げる姿も見られた。