現地時間11月9日に行なわれたブンデスリーガ第14節、日本代表MF遠藤航とDF伊藤洋輝が所属するシュツットガルトはホームでヘルタ・ベルリンと対戦。後半アディショナルタイムに勝ち越し弾を奪い、2-1の勝利を収めている。
この試合に先発していた遠藤は、77分にヘルタMFイバン・シュニッチと頭部同士で激突。地面に落ちた後に微動だにせず、味方に身体を横にされて気道確保の体勢にされた後に自力で上半身を起こしたが立ち上がることができず、担架に乗せられて途中交代となった。
現地メディア『SPORTS BUZZER』によれば、ミヒャエル・ヴィマー監督は試合後のインタビューで「彼は一時的に気を失っていた。深刻な脳震盪の疑いがある。万全の状態とは言えない。頭蓋骨が折れていないことを祈る」とコメント。また、スベン・ミスリンタートSDも取材に応じ、「打ったのが側頭部なので、何も損傷はないという希望を持っている。だが、“内側”で何が起きているかはまだ分からない。彼の早期回復を願っているし、ワールドカップ出場に支障が出ないことを望んでいる」と述べたという。
【画像】伊藤洋輝も含めたシュツットガルトのメンバーが背番号「3」ユニホームを手に、遠藤へエール!
そして、シュツットガルトのクラブ公式SNSも試合後に遠藤の状態に言及。「ワタル・エンドウはフィールド上で意識不明だったが、救急車のなかでは反応があった」と綴り、病院に運ばれたことを報告。勝利を収めた選手たちが、遠藤の背番号「3」のユニホームを掲げたロッカールームでの集合写真を投稿し、「早く元気になってね」とエールを送った。
この投稿には現地サポーターから、「レジェンドウ、どうか大事でありませんように」「早く良くなってほしい」「キャプテン、どうか無理せず」「彼をいち早く運んだことを評価します。下手をしたら彼を失うかもしれなかった」「この勝利は彼のために。ほんとうに、早く、回復してくれ」「僕らのベスト、ナンバー3。どうかお大事に」といった声が寄せられている。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部