ブレーメンに所属するFWニクラス・フュルクルクが、FIFAワールドカップカタール2022のドイツ代表メンバー選出に喜びを示した。10日にブレーメンのクラブ公式サイトがコメントを伝えた。
現在29歳のフュルクルクは、ブレーメンの下部組織出身。2012年1月にトップチームデビューを果たしたが、思うように出場機会を得ることはできず、2014年夏にニュルンベルクへと完全移籍した。同クラブでの2シーズンで評価を上げると、2016年夏に加入したハノーファーでも活躍し、2019年夏にブレーメンへの復帰を果たした。
昨季はブンデスリーガ2部で19得点を挙げ、ブレーメンの1年での1部復帰に貢献。今季は開幕からゴールを量産し、ブンデスリーガ1部で得点ランキング2位の10ゴールを挙げている。その活躍がドイツ代表のハンジ・フリック監督に評価され、カタールW杯のメンバー26名に選出された。
世代別代表でのプレー経験はあるものの、A代表は初選出となるフュルクルク。「特別なことを経験できて幸せだ。(W杯は)サッカー選手が経験できるなかで最高のものだ。最終メンバーに生き残るまで長い道のりだった。大口を叩いたからといって、行きたいところに行けるわけじゃない。結局は、パフォーマンスが重要なんだ」と喜びを示した。
また、「これからは、自分が代表チームに貢献できるような役割を早く見つけることが大切になる。今回の指名は、僕だけでなく、チーム全体、クラブ全体に関わることだ。新進気鋭のチームの選手が選ばれたのは、チームにとって良いことだと思う」と、意気込みを示した。
ドイツ代表は開幕前の16日にオマーン代表との強化試合を行う。カタールW杯ではグループEに入り、23日に日本代表、27日にスペイン代表、12月1日にコスタリカ代表と対戦する。
【動画】名前が呼ばれた瞬間、チームメイトと歓喜したフュルクルク
ドイツ代表ニクラス・フュルクルク🔥 pic.twitter.com/Lq7ZNRZpLm
— SVヴェルダー・ブレーメン (@werderbremen_jp) November 10, 2022