優秀な若手が多くこの大会に参加している
各国の代表メンバーが発表され、刻々とワールドカップ・カタール大会のスタートが近づいている。
W杯といえばその大会でスターが誕生することもある。記憶に新しいのは、2014年のW杯・ブラジル大会で大活躍したハメス・ロドリゲスのレアル・マドリード行きだ。ハメスはその大会で6ゴールと得点王に輝いており、モナコからステップアップを果たした。日本代表はグループステージでコロンビア代表と対戦しており、ハメスにゴールを許している。
米『ESPN』では次のハメスが現れるとカタール大会に期待しており、候補を3人挙げている。それがオランダ代表のFWコーディ・ガクポとエクアドル代表のMFモイセス・カイセド、ベルギー代表のFWロイス・オペンダだ。
知名度でいえばガクポとカイセドはすでに知られている存在だ。ガクポはプレミアリーグのクラブが獲得を目指しており、来夏にはイングランド行き濃厚ともいわれている。PSVで残している数字は素晴らしく、引き抜かれるのも時間の問題だ。カイセドはレアルやチェルシーが興味を示している。今季ブライトンで最も価値を高めた中盤戦士であり、スタイルはエンゴロ・カンテに近い。
オペンダはベルギーの名門クラブ・ブルージュ出身のFWで、エールディビジのフィテッセを経由して今季からリーグ・アンのRCランスでプレイしている。フィテッセでは得点を量産しており、今季RCランスでも7ゴールと期待に応えている。
ベルギー代表でのキャップ数はわずか4試合しかないオペンダだが、攻撃の柱であるロメル・ルカクは現在負傷中であり、このオペンダにチャンスが与えられる可能性は高い。短い時間でゴールを奪える「スーパーサブ」としての能力が高く、先日のトゥールーズ戦では34分でハットトリックを達成している。ベルギーにはケビン・デ・ブライネがおり、オペンダの攻撃力を引き出せるチャンスメイカーもいる。
活躍できればステップアップへの道が開けるW杯。ガクポ、カイセド、オペンダ以外にも優秀な若手が多くこの大会には参加しており、大会終了後ステップアップを掴むのは誰になるのだろうか。