スペイン代表を率いるルイス・エンリケ監督は11月11日、カタール・ワールドカップに挑むメンバー26人を発表した。

 36歳のセルヒオ・ラモスの落選が反響を呼んでいるなか、久保建英が所属するファンも、この人選に怒っているようだ。

 スペイン紙『AS』は「クボへ感謝。ブライズとメリーノについて激怒」と見出しを打って、「ソシエダのファンはルイス ・エンリケの“物忘れ”に怒りを示している」と伝えた。

 同紙は、カタールW杯に招集されたことについて、久保がSNSでクラブや同僚に感謝した件を紹介。「レアル・ソシエダのファンは、クボがクラブに捧げた言葉に驚き、感謝している」と綴り、こう続けている。

【画像】タレントがずらり!日本と対戦するスペイン代表のW杯メンバー26人
「クボはカタール・ワールドカップに参加するラ・レアルの唯一の代表選手となる。最終的に、驚くべきことに、ルイス・エンリケは招集される可能性があるソシエダの選手を代表チームに連れて行かないことを決定したからだ。選ばれた26名の名前が判明した瞬間、フィールドで集まっていた選手たち自身が、チームメイトが誰も招集されなかったことに、不快感を示した」

 記事は「SNS上の反応は、ルイス・エンリケのリストに対する不快感、憤り、当惑があるのを明らかにした。サン・セバスチャンのクラブが素晴らしいスタートを切ったにもかかわらず、ルイス・エンリケが招集を忘れたのを理解できない」と伝えている。

 ソシエダは、ともに開幕から好調を維持しているミケル・メリーノやブライス・メンデスのMFコンビなどに招集の可能性があったものの、スペイン代表には誰も選ばれず。カタールへ向かうのは久保だけとなった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部