迫るカタール・ワールドカップに向けて、ブラジル代表のエースが口を開いた。

 ブラジル代表FWネイマールは、母国メディア『globo』の取材に対応。11月24日にセルビアとの初戦を迎えるカタールW杯で「これが最後だと考えてプレーする」と意気込みを語っている。

「僕は、次のワールドカップでのプレーは約束できない。正直、僕自身も分からない。だからこれが最後のつもりでプレーする。未来は分からないし、プレーするかもしれないし、しないかもしれない。監督も変わるし、分からないことは約束できない。

 今回、僕らはかなり上まで行けるポテンシャルがあると信じている。全力を尽くすよ。多くの人たちが僕らに期待していない、信じていないようだけど、そうではないことを証明する。このチームにはすごく良いところがたくさんある。間違いなく上位に行けると思う」

 また、W杯で優勝し、歴史に名前を残したいと望んでいるとも明かした。
 
「僕はフットボールをプレーすること、勝利することが好きだ。毎日、さらに良い自分になるのも好きだ。チームメイトをサポートするのも好きで、今はそれを一番優先している。この大会で、僕の名前がフットボールの歴史に刻まれることを願ってるよ」

 さらに、レジェンドOBペレの歴代最多ゴールに迫っている件について問われると、「それが叶うなら、僕が夢を見てきたもの以上の現実になる」と述べた。

「数字を考えてプレーはしていない。誰かを超えたいとか、記録を塗り替えるより、フットボールをプレーする、それが第一だ。ただ、ペレはお手本であって、フットボールそのもの。僕らの国にとってのすべてだ。僕は彼に大きな敬意を抱いているし、彼を超えられると思ったこともない」

 自身で“ラストのW杯”を示唆したネイマール。果たして、母国に20年ぶりとなる栄冠をもたらせるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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