カタール・ワールドカップは11月20日に開幕する。

 フットボール分野の評論家からタコのポールまで、様々な優勝国予想が出回っているなか、米紙『Forebs』はデータ分野での予想に着目。「山のようなデータを積み上げても、その予想は食い違っている」と伝えている。

「世界的な保険市場であるロイズ・オブ・ロンドンは、W杯に参加する選手の保険価格を見定めている。経済的な要素、賃金、スポンサー、年齢、ピッチ上のポジションなどの要素を鑑みて価値を算出し、2014年と2018年に優勝国を正しく導き出した。

 その結果、2022年の優勝国はイングランドであると予想している。ロイズはイングランドを37億4000万ドル(約5236億円)と評価し、今回の参加国で最も価値があるチームと定めた。フランスは31億4000万ドル(約4396億円)で2番目に高く、ブラジルは30億2000万円(約4228億円)だった」
 
 また、その予想に基づくと、イングランドはグループステージで首位に立ち、決勝トーナメントでセネガル、フランス、スペインを倒すと予測。そして決勝でブラジルと対戦し、勝利するという見立てのようだ。

 一方で、スポーツデータ『Opta』は人工知能(AI)を使用した優勝国予想を公開。各チームのオッズは大会中に変動するが、「現時点で優勝する確率が最も高いとAIが予測したのは、16.3%のブラジルだ。ブラジルの次はアルゼンチン(13.1%)、フランス(12.0%)、スペイン(8.9%)、イングランド(8.8%)となっており、ロイズとの予想とは食い違う結果となった」と綴っている。

 ちなみに、ゲームソフト『FIFA 23』を手掛けるEASportsも、同ソフトを使用した検証のうえでW杯優勝国予想を発表。優勝はアルゼンチンで、ブラジルとの決勝に1-0で勝利するとしている。また、日本代表はグループステージ敗退に終わるそうだ。

 果たして、12月18日にトロフィーを掲げるのはどの国になるのか。森保ジャパンにはコンピューターの予想を裏切る戦いぶりに期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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