フィリピン、日本、インドネシアで開催されているバスケットボール・ワールドカップ。

日本が48年ぶりに自力で五輪への切符を掴んだことが大きな話題になっているが、こちらはあくまで下位ラウンドでの出来事。上位ラウンドも並行して行われており、3日にグループフェイズの全試合が終了。今大会の8強が出揃った。

顔触れは以下の通り(※括弧内はFIBAランキング)。

カナダ(15位)
ドイツ(11位)
イタリア(10位)
ラトビア(29位)
リトアニア(8位)
セルビア(6位)
スロベニア(7位)
アメリカ(2位)

サプライズは、前回王者でランキング1位のスペインの敗退。1日の試合でラトビアに69-74で敗れると、3日のカナダ戦も85-88と惜敗してしまった。

スペインは先月、前回2019年大会MVPのリッキー・ルビオ(クリーブランド・キャバリアーズ)がメンタルヘルスの問題に取り組むため選手活動を一時休止。大会直前にエースが抜けた穴を埋めることができなかった。

一方、良い意味でのサプライズを起こしたのがラトビア。センターのクラヴス・チャバルスは2023-24シーズン、B3の横浜エクセレンスでプレーすることが決まっている。

ワールドカップと言えば、サッカーも昨年末にカタール大会が開催された。その8強がこちら。

アルゼンチン
ブラジル
クロアチア
イングランド
フランス
モロッコ
オランダ
ポルトガル

この中では、フランスがFIBAランキング5位、ブラジルも同13位とバスケットボールでも強豪だ。

しかし、前者はグループステージでカナダ、ラトビアに次ぐ3位に終わり日本と同じ下位ラウンドへ。ブラジルは16強へ進んだものの上記のスペインと同じグループに入り、こちらもカナダ、ラトビアの後塵を拝している。

なお、カタールワールドカップを制したアルゼンチンもバスケでFIBAランキング4位だが、今大会はアメリカ大陸予選を勝ち上がることができなかった。

準々決勝以降のファイナル・ラウンドは5日からフィリピンで開催。対戦カードは以下の通りとなっている。

リトアニア対セルビア

イタリア対アメリカ

ドイツ対ラトビア

カナダ対スロベニア

この中でワールドカップ優勝経験があるのはアメリカのみ(※セルビアはユーゴスラビア時代に5回優勝)。

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果たして今大会はどのような結末を迎えるのか。決勝戦は10日にフィリピンのパサイで開催される。