カタール・ワールドカップ開幕まで1週間を切り、各国の注目度も高まっている。

 イタリアのメディア『calciomercato.com』は11月14日、「ナガトモとヨシダの経験、ミトマとカマダの才能:サムライのスピリット」と題した記事で、グループEでドイツ、コスタリカ、スペインと対戦する日本を紹介した。

 同メディアは「欧州勢が20選手(中山雄太の離脱で実際は19人)。スペインとドイツを追う日本に対する下馬評を覆すために、ハジメ・モリヤスは旧大陸でプレーするグループを選んだ」と報じた。

「守備陣では『元イタリア』の主将ヨシダ、ナガトモ、トミヤス。中盤と攻撃陣の“合言葉”はクオリティだ。ユウヤ・オオサコ、特にキョウゴ・フルハシとレオ・ハタテの落選は驚きだろう。一方、タクミ・ミナミノの選出はそうではない。モナコでのひどいシーズンにもかかわらず、彼は偽9番を含めて複数の解決策をもたらせる。陰に隠れているが、ユウキ・ソウマには注目だ。ベンチから途中出場して試合を動かすクオリティがある」
 
 さらに、calciomercato.comは「モリヤスはワンダーキッドのタケ・クボにさらなる何かを期待していたが、絶好調でワールドカップを迎えたのは特に2人の選手。ダイチ・カマダとカオル・ミトマだ」と、ブンデスリーガとプレミアリーグで活躍中の両選手を「スター選手」として取り上げた。

「前者はフランクフルトで今季12得点。まだ今季限りで満了となる契約を延長していない。後者はロベルト・デ・ゼルビ率いる新たなブライトンで周囲を納得させている。素晴らしいクオリティとヨーロッパのメンタリティをもった2選手だ」

 イタリアのメディアだけに、かつてセリエAでプレーした吉田麻也や長友佑都、冨安健洋の名前が挙がるのは当然だ。また、好調の鎌田大地と三笘薫に注目するのも妥当だろう。その中で相馬勇紀にもスポットライトを当てたのは興味深いところだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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