イングランド1部ブライトンに所属する日本代表MF三笘薫が、クラブ公式のインタビューに応じ、熱い想いを明かした。
三笘は現在25歳で、筑波大卒業から3年目。川崎フロンターレでプロデビューを飾ると、翌年にはベルギー1部ユニオン・サン=ジロワーズへ。そして今年からブライトンと、毎年戦いの場を移している。その都度、適応は決して簡単ではないが、この変化を非常に意気に感じているようだ。
「3年前くらいは大学生だったので、時間が経つのは早いが、やっぱりそれだけ成長してきている実感もあるし、環境を変えてきて得たものはすごく大きい。色々チャレンジしてきた結果で今ここにいると思う」
世界最高峰のプレミアリーグで結果を残し、満を持してカタール・ワールドカップ(W杯)へ臨む。「2002年に初めてワールドカップを見て、日本がこんなに盛り上がっているというのを感じて、サッカーを好きになったのですごく覚えている」と語る期待のアタッカーは、ドイツ、コスタリカ、スペインと戦うグループステージに向け、こう意気込みを示す。
「すごく厳しいグループに入っているが、ワールドカップでこれだけ素晴らしい相手とやれるチャンスはないので、世界に日本の力を示すには良い機会。初戦が鍵になると思うし、そんなに簡単ではないので、毎試合チームとして全力を尽くさないと。
シーズン中ということもあるし、やっぱり暑いと思うので、なかなか選手にとっては厳しいが、(登録メンバーの人数が)26人に増えたし、そういったところを活かしてチームとして団結力を持って戦えば、問題ないかなと思っている」
「対戦してみたい国や選手」には、ブライトンのチームメイトがいるアルゼンチンや、ロシアW杯の決勝トーナメント1回戦で痛恨の逆転負けを喫したベルギーを挙げた。
「(アレクシス・)マク・アリステルもいるアルゼンチンだったり、ブラジルもそう。前回大会で負けているので、ベルギーに借りを返したいなという気持ちもある。一番タフな厳しい相手はブラジルかなと思っている。親善試合でもやったけど、本気のブラジルとはやっていないと思うので、そういったところとやりたい」
森保ジャパンのキーマンとして注目を集める三笘だが、発熱の影響で17日に行なわれるカナダとの強化試合は欠場が決定的となっている。まずはコンディションを上げ、ベストに近い状態で夢舞台に臨めるよう、急ピッチで準備を進めなければならない。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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