日本代表とカタール・ワールドカップのグループステージ第3戦で対戦するスペイン代表は、11月11日にルイス・エンリケ監督自ら本大会に挑むメンバー26人を発表した。

 その中に、日本代表MFの久保建英が所属するレアル・ソシエダの選手はひとりもいなかった。現在ラ・リーガで、バルセロナ、レアル・マドリーに次ぐ3位につけるソシエダは、久保の加入もプラスとなり、開幕から好調を維持。とりわけ、スペイン代表に招集される可能性のあったミケル・メリーノやブライス・メンデスは、ハイパフォーマンスを続けてきた。

【W杯PHOTO】ドバイへ移動し本番前最後の親善試合へ…“桜餅”ウェアをまとい調整を行った日本代表!
 スペイン紙『AS』が「選ばれた26名の名前が判明した瞬間、フィールドで集まっていた選手たちは、チームメイトが誰も招集されなかったことに不快感を示した」と伝えように、好調だったからこそひとりも選出されなかったのはチームにショックを与えたようだ。

 だからこその言葉だったのかもしれない。16日に公開されたクラブ公式のインタビューで、久保は「チームメイトにはスペインに勝っちゃってよと言われる」と明かしている。

 結局、ソシエダからカタールW杯に出場するのは久保だけとなった。スペイン戦で活躍して、“ラ・レアル”のクオリティの高さを見せつけてほしい――。同僚からの言葉は、そんな思いが込められているのかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部