FIFAワールドカップカタール2022に挑む日本代表が17日、カナダ代表との国際親善試合に臨み、1－2で敗戦。試合後、唯一の得点を挙げたMF相馬勇紀がフラッシュインタビューに応じ、手応えと課題を口にした。

　本大会開幕前、最後の強化試合に中盤の右サイドでスタメン出場した相馬は、開始早々の8分に裏へ抜け出すと、柴崎岳の浮き球パスに反応。飛び出してきたGKの鼻先でコースを変え、チームに先制点をもたらした。このゴールを振り返った相馬は「最初は特に（前へ）行こうという話をしていたので、積極的に背後へ抜け出していい形で得点できました」とコメント。

　また、「最初は前線から行くというところで配置されたと思うんですけど、どこのポジションを任されても全うするだけなので、それが最初は右でできたと思います」と自身の役割も理解し、慣れない右サイドでのプレーにも手応えを感じた様子。しかし、狙い通りの形でゴールを奪えたことを喜んだ一方で、「やっぱりチームが勝てないと悔しさは残る。最後の最後まで締めていかないとW杯では勝てないので、そこは修正していければ」と、課題も指摘した。

　その上で、「反省するところは反省して、しっかり切り替えて、初戦に絶対勝つというところで準備をしていけたら」と、日本にとっての初戦となるドイツ代表との一戦を見据えた。

　目前に迫ったカタールW杯は20日に開幕。グループEの日本代表は23日にドイツ代表と対戦する。

【ゴール動画】柴崎の絶妙パスから相馬が先制点