FIFAワールドカップ・ロシア大会で日本代表と対戦したポーランド代表は、FWロベルト・レバンドフスキ(バイエルン・ミュンヘン)らを擁する中、カタールW杯にも参戦する。同国一行は開催地カタールへ空路で移動しているが、ポーランド国内にミサイルが着弾しただけにポーランド代表専用機が戦闘機に護衛されているシーンが話題を呼んでいる。
ミサイルは今月15日、ウクライナの国境から西からおよそ7kmの農村部にミサイルが着弾。ポーランド国民2人が死亡したことで世界中に緊張が走っている。またミサイルはロシア製だという主張が展開される一方、17日になってウクライナの迎撃弾である可能性が高まるなど事態は混とんとしている。
そんな中、ポーランド代表は16日に首都ワルシャワで行われた強化試合・チリ戦で1-0と勝利。W杯本大会前最後の試合で勝利した上で、日本時間18日朝に開催地カタールに到着している。
ポーランドサッカー協会(PZPN)はカタールへの移動中に、1本の動画を公式ツイッターアカウントに投稿。専用機がポーランド空軍のF16戦闘機に護衛されながら、ポーランド南部の国境に差しかかるシーンがアップされている。
これには「戦争やめろ」、「ミサイルが当たらないことを願う…」といったコメントが数多く寄せられているほか、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領やロシアのウラジーミル・プーチン大統領に対する批判も沸き起こっている。
なおポーランド代表は23日にメキシコ代表と激突するほか、26日にはサウジアラビア代表と対戦。来月1日のグループリーグ最終戦では優勝候補のアルゼンチン代表と顔を合わせる。