11月20日、フットボール界における4年に1度の祭典、ワールドカップがカタールの地で遂に開幕する。約1カ月の激闘をより深く、より楽しむべく、超ワールドサッカー編集部が出場国32カ国ガイドを作成。32カ国目は韓国代表を紹介していく。

【写真】激しさの象徴、赤がベース!韓国代表のW杯用ユニフォーム

監督:パウロ・ベント
主将:ソン・フンミン
予選成績:7勝2分け1敗
W杯出場数:10大会連続11回目
W杯最高位:ベスト4
FIFAランク:28位

◆ソン・フンミンの状態やいかに

vol.32/韓国代表【カタールW杯出場国ガイド】PL得点王エースの状態やいかに、きつい組を勝ち抜けられるか
予選ではイラン代表に首位の座を許してしまったが、3位以下を遠さげ、危なげなく2位で10大会連続の出場を決めた韓国。パウロ・ベント監督の4年間はポゼッションスタイルを落とし込もうと試行錯誤もあり、順調な道のりではなかったが、本大会の舞台に挑戦する。

後ろからのビルドアップはいまだ不安を隠せないものがあるが、選手をみれば、この4年間でソン・フンミンに続いて、ファン・ウィジョやキム・ミンジェらが活躍の場を欧州に。ファン・ヒチャンもウォルバーハンプトンにステップアップを遂げ、第一戦で力を磨く。

基本布陣は[4-1-4-1]。顔面骨折で手術を受けたソン・フンミンはフルで能力を発揮できるか微妙だが、最終ラインの中心に新天地ナポリでさっそくレギュラーを張るキム・ミンジェの存在は頼もしく、イ・ガンイン、チョン・ウヨンといった若きタレントもいる。

そんなアジアの虎は過去ベスト4の実績を誇るが、直近2大会はグループ敗退。突破自体も2度しか経験がない。時間との戦いに直面するソン・フンミンだけでなく、新天地で苦しむ主砲ファン・ウィジョの調子も懸念事項だが、強烈な顔ぶれのグループを勝ち抜けるか。

◆超WS的注目プレーヤー
MFソン・フンミン(トッテナム)
vol.32/韓国代表【カタールW杯出場国ガイド】PL得点王エースの状態やいかに、きつい組を勝ち抜けられるか
韓国の注目選手はやはりソン・フンミンだ。ケガの状態が気がかりだが、個人としては昨季のプレミアリーグでアジア人初の得点王という称号を引っ提げての今大会。活躍ぶりはもはやアジアという枠で括れずだ。30歳の年齢的にも絶頂期での今大会。初戦から間に合うかが最大の焦点だが、代わりなどいない。

◆登録メンバー
GK
1.キム・スンギュ(アル・シャバブ/サウジアラビア)
12.ソン・ボムグン(全北現代モータース)
21.チョ・ヒョヌ(蔚山現代FC)

DF
20.クォン・ギョンウォン(ガンバ大阪/日本)
15.キム・ムンファン(全北現代モータース)
4.キム・ミンジェ(ナポリ/イタリア)
19.キム・ヨングォン(蔚山現代FC)
3.キム・ジンス(全北現代モータース)
23.キム・テファン(蔚山現代FC)
2.ユン・ジョンギュ(FCソウル)
24.チョ・ユミン(大田ハナシチズン)
14.ホン・チョル(大邱FC)

MF
22.クォン・チャンフン(金泉尚武FC)
17.ナ・サンホ(FCソウル)
8.ペク・スンホ(全北現代モータース)
26.ソン・ミンギュ(全北現代モータース)
13.ソン・ジュンホ(山東泰山足球倶楽部/中国)
7.ソン・フンミン(トッテナム/イングランド)
18.イ・ガンイン(マジョルカ/スペイン)
10.イ・ジェソン(マインツ/ドイツ)
5.チョン・ウヨン(アル・サッド/カタール)
25.チョン・ウヨン(フライブルク/ドイツ)
6.ファン・インボム(オリンピアコス/ギリシャ)
11.ファン・ヒチャン(ウォルバーハンプトン/イングランド)

FW
9.チョ・ギュソン(全北現代モータース)
16.ファン・ウィジョ(オリンピアコス/ギリシャ)

◆日程
第1節
▽11/24
《22:00》
vsウルグアイ

◆第2節
▽11/28
《22:00》
vsガーナ

◆最終節
▽12/2
《24:00》
vsポルトガル【写真】激しさの象徴、赤がベース!韓国代表のW杯用ユニフォーム